2021年6月の注目イベント

米欧での経済活動再開ペースと金融緩和姿勢に注目

2021年5月25日

■新型コロナウイルスの感染拡大は、ワクチン接種や新規感染者の拡大ペースに国・地域間で格差がみられており、引き続き注視が必要です。


■なかでも経済活動の再開が本格化しつつある米国では、雇用情勢の改善度合いやインフレの高まりに注目です。前回発表された4月分の雇用統計は、3月分から一転して市場予想を大幅に下回りました。5月の雇用がどの程度回復するか、注目されます。インフレは4月に予想を大きく上回りましたが、5月も同様の場合、金融緩和政策の変更の思惑が高まる可能性があるため、注目されます。一方、欧州でもワクチン接種が進んでおり、今後の経済活動の再開に関心が集まります。


■このため、金融市場では米欧のテーパリング(量的緩和の減額)が意識されはじめています。現状では米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)は金融緩和政策を維持する姿勢を示していますが、6月に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)やECB理事会では、テーパリングに対する示唆があるか否かが注目されます。一方新興国では、インフレ懸念の有無によって金融政策の方向性が異なっています。既に利上げを開始している国については、今後も利上げが継続されるのかが注目されます。

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