世界の「投信マネー」(2019年7月)
MMFと債券に集中する「投信マネー」

2019年8月5日

投信マネーの流入超過額は2カ月連続の1,000億ドル超え

■7月の投信マネーは全体で+1,519億ドル(前月+1,022億ドル)と2カ月連続で1,000億ドルを超える流入超でした。「MMF」は7月最終週に流出超となりましたが、月間では+1,091億ドル(前月+371億ドル)と大幅な流入超でした。「債券」も+553億ドル(同+577億ドル)と高水準の流入超です。一方、「株式」は▲140億ドル(同+64億ドル)と流出超に転じました。他には「バランス」が▲32億ドル(同▲47億ドル)、「オルタナ」が+47億ドル(同+56億ドル)でした。

「先進国」株式ファンドは再び流出超へ

■株式ファンドは「先進国」が▲72億ドル(同+113億ドル)と再び流出超となりました。「北米」が▲41億ドル(同+195億ドル)、「アジア」が▲15億ドル(同+41億ドル)でした。「新興国」は▲68億ドル(同▲48億ドル)と3カ月連続の流出超でした。

債券ファンドは引き続き「北米」が中心。
金融緩和への期待から流入超が継続する見通し

■債券ファンドは、「先進国」が+465億ドル(同+544億ドル)と7カ月連続の流入超です。「新興国」も+88億ドル(同+34億ドル)と2カ月連続の流入超となりました。引き続き「米国」の債券ファンドに安定して資金が流入しています。「ハイ・イールド社債」は7月最終週に流出超となりましたが、月間では+81億ドル(同+31億ドル)の流入超でした。「地方債」が+74億ドル(同+31億ドル)、「投資適格社債」が+63億ドル(同+62億ドル)、「トータルリターン」が+114億ドル(同+60億ドル)、「MBS」が同+47億ドル(同+21億ドル)、「銀行ローン」が▲43億ドル(同▲32億ドル)でした。

■8月1日にトランプ大統領は9月1日から中国からの輸入品目約3,000億ドルに対して10%の追加関税を実施すると表明しました。景気の下振れリスクが高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げも1~2回増える可能性があります。金融緩和への期待から「北米」債券ファンドへの資金流入が継続する見通しです。

関連マーケットレポート