豪州の金融政策は引き続き現状維持(2019年2月)
景気拡大が続き、豪ドルは底堅く推移しよう

2019年2月6日

【ポイント1】市場予想の通り現状維持

政策金利を1.50%に据え置き

■豪州準備銀行(RBA)は、2月5日に開催した金融政策決定会合で、事前の市場予想通り、政策金利を1.50%に据え置きました。

【ポイント2】成長率予想を小幅下方修正

見通しの基本観は変わらず

■公表された声明文によれば、RBAは豪州経済の成長率が2019年は+3%程度となるものの、20年はそれを若干下回るとしました。前回予測値の+3.25%から小幅な下方修正となりましたが、民間設備投資および政府のインフラ投資の拡大に支えられ、引き続き堅調な成長が続くとの見通しに変更はありません。


■物価については、従来予想よりも時間がかかるものの、「緩やかに改善する」との見方を維持しました。

■中国をはじめ海外経済の先行きに不透明感が浮上してきたこと等を受け、声明文の内容も従来に比べ、やや慎重なものとなりましたが、以上の通りRBAの基本観に変化は見られません。当面、金融政策は現状維持が続くと予想されます。

【今後の展開】豪ドルは底堅く推移しよう

■2月6日にはRBA総裁の講演が行われました。その内容は概ね声明文に沿ったものでしたが、経済、金利の見通しに対するリスクについては従来「上振れ」だったものが、「上振れと下振れで均衡」とコメントしました。これを受け、円や米ドルといった主要通貨に対して、豪ドルは軟調な動きになっています。

■今後については、豪州の景気が堅調な拡大を続けると予想されること、豪州にとって重要な輸出相手国である米国と中国の間の貿易交渉に進展が期待されること等を踏まえると、今後、豪ドルの対円相場は底堅く推移すると見られます。

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