中間選挙後の米国株式市場の見通し
過去5回の中間選挙後は概ね堅調に推移【デイリー】

2018年11月8日

【ポイント1】米国は「ねじれ議会」へ

共和党主導の予算編成は困難に

■11月6日の米中間選挙は、上院の多数党が共和党、下院は多数党が民主党となったことで、いわゆる「ねじれ議会」となりました。今後、共和党主導の予算編成は困難となり、国境の壁建設等に代表される移民対策、医療制度改革などは実現の可能性が後退しました。大統領弾劾決議等、トランプ政権は厳しい政権運営を迫られるとみられます。選挙結果は市場の予想通りでした。

【ポイント2】米国株式市場は上昇

追加的な景気刺激策に期待

■11月7日のNYダウは545.29ドル上昇し、2万6,180.30ドルと節目の2万6,000ドル台を回復しました。材料出尽くしに加え、民主党のナンシー・ペロシ院内総務が同日、トランプ大統領とともにインフラ投資に取り組みたいとの考えを示したことで、追加的な景気刺激策への期待が膨らんだことが要因と考えられます。

【今後の展開】米中首脳会談、トランプ大統領の言動に再度注目

■今後は、今月末の20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて予定されている米中首脳会談、トランプ政権の保護貿易主義や対外強硬姿勢に変化が生じるか、などが注目点となりそうです。

■過去5回の中間選挙後の株価動向を見ると、2002年のブッシュ大統領の1期目が調整色を強めました。また、ブッシュ大統領の2期目も70日を過ぎた後調整しました。他の3回は概ね堅調に推移しました。

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