ブラジル、メキシコの金融政策(2018年2月)
ブラジルは0.25%利下げ、メキシコは0.25%利上げ【デイリー】

2018年2月9日

【ポイント1】ブラジルは0.25%利下げ

緩和サイクル終了を示唆

■ブラジル中央銀行(以下、BCB)は2月7日、金融政策委員会で政策金利を0.25%引き下げ、6.75%とすることを全会一致で決定しました。利下げは11会合連続で、政策金利は過去最低を更新しました。今回の利下げは市場予想通りでした。

■BCBは、「基本シナリオが想定通りに推移する場合、金融緩和プロセスの中断が適切」との見解を示し、金融緩和サイクルの終了を示唆しました。



【ポイント2】メキシコは0.25%利上げ

インフレ高止まりを警戒

■メキシコの中央銀行であるメキシコ銀行は8日、金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ、7.50%とすることを全会一致で決定しました。利上げは2会合連続で、市場予想通りでした。

■メキシコ銀行は、インフレが物価目標レンジを超えていることや、想定される米国の利上げに伴う通貨ペソの下落を抑制するため連続利上げに踏み切ったと見られます。インフレの高止まりリスクの可能性を指摘し、引き締め姿勢を維持しました。

【今後の展開】ブラジルは利下げ終了、メキシコは利上げ休止も

■BCBのガイダンス(先行きの指針)によれば、ブラジルの次回の金融政策委員会では政策金利が据え置きとなり、金融緩和サイクルが休止もしくは終了となる見通しです。ただし、BCBは、「基本シナリオやリスクバランスが変化すれば、追加緩和する方向に変わる可能性がある」としています。

■メキシコの1月の消費者物価の前年同月比は+5.6%と、メキシコ銀行の物価目標レンジを上回っているものの、前月(同+6.8%)からは大幅に低下しました。声明文によれば、メキシコ銀行のインフレ警戒姿勢は前回会合より弱まったと見られるため、次回会合では追加の利上げが見送られる可能性があります。

関連マーケットレポート