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話し掛けたことある?今注目の『AIスピーカー』!【キーワード】

2017年11月2日

<今日のキーワード>
「Hey Siri」や「OK グーグル」といったセリフをスマートフォンに話しかけたことがある人や、テレビなどのコマーシャルで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?それぞれ、iPhone、Androidを音声で操作する音声アシスタント機能を起動する際のフレーズです。この音声アシスタント機能を使った『AIスピーカー』がいよいよ日本に上陸しました。今回のレポートでは、米国で売り切れ状態となり、人気を博す『AIスピーカー』に迫ります!

【ポイント1】話しかけるだけで様々なサービスが利用出来る『AIスピーカー』

IoT(モノのインターネット)などにより連携する様々なサービスを利用可能

■『AIスピーカー』の普及はアメリカが先行していますが、いよいよ日本でも本格的な販売が始まりました。主なメーカーの製品には、アマゾンの「エコー」やグーグルの「グーグルホーム」、LINEの「ウェーブ」などがあります。

■『AIスピーカー』は、メーカーにより多少形状は異なりますが、概ね円筒状をしており、内蔵されたマイクにより音声を拾い、IoT(モノのインターネット)などによって『AIスピーカー』と連携している様々なサービスを話しかけるだけで利用することができます。

【ポイント2】それぞれ固有の起動フレーズで呼びかけ

AIが会話を学習して、利用者の好みに寄り添う?

■『AIスピーカー』の1つであるグーグルの「グーグルホーム」では、起動フレーズとなる「OK グーグル」と話しかけると、グーグルでの調べ物や音楽の再生、スマートホーム(IoTでつながった家電)の操作などが、会話をするように簡単にできます。

■『AIスピーカー』は、それぞれ連携するサービスによって出来ることに違いはあるものの、英語版のアマゾンの「エコー」は、スキルと呼ばれるサービスが2万種類を超えると報じられるなど、その機能は幅広いと言えます。また、『AIスピーカー』と呼ばれるように、これらの商品にはAIが搭載されていることから、会話を重ねる中で『AIスピーカー』が学習し、会話の内容やサービスが利用者の好みに寄り添ってくるとされています。

【今後の展開】年内に見込まれる複数の日本発売を機に、市場拡大が期待される

■『AIスピーカー』は音声アシスタント機能を起動して話しかけるだけと、従来に比べ手軽に様々なサービスを受けることができます。このため、連携するサービスの市場拡大が期待されており、サービスを提供する企業の参入も増えるなど広がりを見せています。日本未発売の「エコー」やソニーの「LF-S50G」も年内に日本での発売が見込まれています。日本でも『AIスピーカー』の普及が進み、関連する消費市場の拡大となるのか注目です!

※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。

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