『岸田新総裁』の政策と市場への影響

2021年9月30日

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9月29日に行われた自民党総裁選では岸田文雄氏が勝利しました。これを受け、『岸田新総裁』は今後第100代首相となります。『岸田新総裁』は数十兆円規模の経済対策を打ち出す意向を示しており、金融政策についても2%の物価安定目標を変更する必要はないとの認識を示しています。

【ポイント1】岸田氏が自民党総裁選で勝利

■9月29日に行われた自民党総裁選では岸田文雄氏が勝利しました。『岸田新総裁』は今後第100代首相となります。


■『岸田新総裁』は苦戦が予想されていた第一回投票でも一位となったことで、議員、党員の双方から事前の予想を上回る支持を集めたと言えます。

【ポイント2】数十兆円規模の経済対策実施へ

■『岸田新総裁』は過去に財政再建に前向きな姿勢を示しており、日銀による金融緩和に対しても出口戦略を意識させるような発言をしたことがあります。こうしたことから、今のところ株式市場からは必ずしも好感されているとは言えません。


■しかし、直近で『岸田新総裁』は数十兆円規模の経済対策を打ち出す意向を示しており、金融政策についても2%の物価安定目標を変更する必要はないとの認識を示しています。また、財政拡大や金融緩和継続に積極的な、安倍元首相に近い議員の重要ポストでの処遇も取りざたされています。

【今後の展開】市場への影響は大きくないと想定

■こうしたことから、『岸田新総裁』の勝利が市場に及ぼす影響は大きくないと考えられます。新内閣の顔触れや近く実施される衆院選の動向によっては、日本の政治が市場に影響する可能性があるものの、これらも概ね織り込まれていると判断されます。


■菅氏の首相退任表明から日本株は海外株対比で上昇してきました。今後は再び日本企業のファンダメンタルズに目が行く展開が想定されます。日本株は企業業績の伸びを背景に今後も上昇を続けると見られます。

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