ステーブルコイン(すてーぶるこいん)
解説
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ドルや円などの法定通貨やコモディティ(商品)といった特定の資産と価値が連動するように設計された暗号資産(仮想通貨)のこと。ビットコインなどの暗号資産は価格変動が激しく、実用性に課題があるとされています。ステーブルコインは、実際の資産と価値が連動するように設計されているため、価格が安定しているのが特徴で、決済や送金の手段などに用いられています。
ひとくちメモ
ステーブルコインは、価格を安定させる手法に基づいて、4種類に分類されます。米ドルなどの法定通貨を裏付け資産として、その法定通貨との交換比率を固定した「法定通貨担保型」、特定の暗号資産を担保とする「暗号資産担保型」、法定資産や暗号資産を裏付け資産とせずに、市場原理とアルゴリズムで価格を調整する「無担保型」、金などのコモディティ価格に連動させる「コモディティ型」があります。米国では利用促進を目的とした「ジーニアス法」が2025年7月に成立しました。
情報提供:株式会社時事通信社