国債市場特別参加者(こくさいしじょうとくべつさんかしゃ)
解説
関連カテゴリ: 債券・金利
国債の安定的消化促進、国債市場の流動性の維持・向上などを図る仕組みとして導入された制度。欧米のプライマリーディーラー制度を参考に、2004年10月に導入されました。特別参加者はすべての国債入札で責任割合に応じた応札を行う責任や落札する責任、流動性を提供する責任などを有します。一方で、国債市場特別参加者会合に参加して財務省と意見交換できるほか、買入消却入札への参加資格、分離適格振替国債(ストリップス債)の分離・統合申請資格、流動性供給入札への参加資格などを得られます。証券会社や大手銀行などが国債市場特別参加者となっており、特別参加者はプライマリーディーラーと呼ばれています。
情報提供:株式会社時事通信社