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バーゼルII(バーゼル2)(ばーぜるつー)

解説

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国際的に活動する銀行の自己資本比率や流動性比率等に関する国際統一基準(バーゼルI)の改訂版。(1)最低所要自己資本比率規制(リスク計測の精緻化)
(2)銀行自身による経営上必要な自己資本額の検討と当局によるその妥当性の検証
(3)情報開示の充実を通じた市場規律の実効性向上
を3つの柱として、2004年にバーゼルIを改定しました。
バーゼルIIでは、達成すべき最低水準(8%以上)はバーゼルIと変わらないものの、銀行が抱えるリスク計測(自己資本比率を算出する際の分母)の精緻化が行われました。わが国では、06年度末から(先進的なリスクの計測手法を採用する一部の銀行は翌07年度末から)バーゼルIIに移行しました。

スイス・バーゼルの国際決済銀行(BIS)本部外観【2008年6月撮影】【時事】

情報提供:株式会社時事通信社