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才取り会員(さいとりかいいん)

解説

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証券取引所の立会場内で、正会員の間の現物取引の媒介(付け合せ)業務を行っていた証券会社のこと。才取り会員は「実栄証券」という名称で、独占禁止法の観点からいくつもの実栄証券があり、「第一実栄証券」「第二実栄証券」などと呼ばれていました。立会場が廃止され、株式売買システムの導入で注文の付合せが完全に自動化されたことなどから、才取り会員も居なくなりました。大阪証券取引所(現大阪取引所)では「仲立(なかだち)会員」と呼ばれており、「仲立証券」が媒介業務を行っていました。

現物取引の媒介(付け合せ)業務をする実栄証券の社員(茶の上着)たち(東京・日本橋兜町の東京証券取所)【1994年1月撮影】【時事】

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