ホームマーケットなるほど!ザ・ファンド【Vol.158】最新の世界経済の成長見通しはどうなっていますか?

【Vol.158】最新の世界経済の成長見通しはどうなっていますか?

2023年4月27日

IMFによると、2023年は前年よりも経済成長が減速するものの、その後は徐々に勢いを取り戻し、2024年は+3.0%の経済成長率となる見込みです。

◆国際通貨基金(IMF)が2023年4月に公表した世界経済見通しによると、世界全体の経済成長率は、2022年の+3.4%から、2023年は+2.8%といったん減速するものの、2024年は+3.0%と徐々に勢いを取り戻していくと見込まれています。ただしこれは、コロナ禍前の10年間の平均値(2010~2019年:+3.7%)と比較してなお低い水準となっています。

◆先進国では、欧米をはじめとする主要国での継続的な利上げの影響により、2023年、2024年は1%台の成長に減速する見込みです。特に、欧州主要国では、2024年の経済成長率は前回1月見通しから軒並み引き下げられました。また日本の経済成長率は、2023年は前回見通しから0.5%引き下げられたものの、2022年を上回る+1.3%と見込まれています。


◆新興・発展途上国では、2023年には、ゼロコロナ政策終了に伴う経済再開によって中国が+5.2%の成長と予想されるほか、インドも+5.9%と引き続き高い成長が続く見込みです。2024年も、中国やインドが全体をけん引する形で、新興・発展途上国全体では+4.2%の成長が見込まれています。

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