投信協会商品分類追加型投信/国内/株式

アクティブ元年・日本株ファンド

Monthly reportマンスリーレポート

日経新聞掲載名
ア元年日本株
作成基準日
2023年10月31日
ファンド設定日
2019年02月05日
決算日
毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)
信託期間
無期限

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運用概況

当月末の基準価額は、20,751円(前月比-1,206円)となりました。
また、税引前分配金を再投資した場合の月間騰落率は、-5.5%となりました。

基準価額・純資産総額の推移(円・億円)

  • グラフは過去の実績を示したものであり将来の成果をお約束するものではありません。
  • 基準価額は信託報酬控除後です。信託報酬は年率1.078%(税抜き0.98%)です。
  • 参考指数は、TOPIX(東証株価指数、配当込み)です。ファンド設定日前日を10,000とした指数を使用しています。
  • 詳細は後述の「ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項」をご覧ください。

基準価額・純資産総額

当月末 前月比
基準価額(円) 20,751 -1,206
純資産総額(百万円) 1,558 -63
  • 基準価額は10,000口当たりの金額です。

騰落率(税引前分配金再投資)(%)

基準日 ファンド 参考指数
1カ月 2023/09/29 -5.5 -3.0
3カ月 2023/07/31 -7.4 -2.1
6カ月 2023/04/28 1.9 10.8
1年 2022/10/31 10.5 19.8
3年 2020/10/30 40.9 53.5
設定来 2019/02/05 107.5 60.7
  • ファンドの騰落率は税引前分配金を再投資した場合の数値です。
  • 換金時には税金等の費用がかかる場合があります。
  • 騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。

最近の分配実績(税引前)(円)

決算日 分配金
第1期 2020/01/20 0
第2期 2021/01/20 0
第3期 2022/01/20 0
第4期 2023/01/20 0
 
設定来累計 0
  • 分配金は10,000口当たりの金額です。過去の実績を示したものであり、将来の分配をお約束するものではありません。

資産構成比率(%)

当月末 前月比
株式 94.4 -0.8
 プライム 55.3 -4.3
 スタンダード 24.7 +3.1
 グロース 13.3 +0.4
 その他 1.1 -0.0
先物等 0.0 0.0
現金等 5.6 +0.8
合計 100.0 0.0

基準価額の変動要因(円)

全体

寄与額
株式 -1,186
先物・オプション等 0
分配金 0
その他 -20
合計 -1,206
  • 基準価額の月間変動額を主な要因に分解したもので概算値です。

業種別要因

寄与額
上位 1 精密機器 +28
2 食料品 +19
3 その他金融業 +2
4 ガラス・土石製品 +2
5 電気・ガス業 -1
下位 1 サービス業 -407
2 情報・通信業 -125
3 機械 -115
4 電気機器 -113
5 輸送用機器 -98

銘柄別要因

寄与額
上位 1 松風 +37
2 ULSグループ +28
3 KOKUSAI ELECTRIC +25
4 ストライク +24
5 カンロ +18
下位 1 ペプチドリーム -59
2 スミダコーポレーション -50
3 GENDA -41
4 セガサミーホールディングス -36
5 カクヤスグループ -34

ファンドマネージャーコメント

ファンドマネージャーコメント動画
ファンドマネージャーコメント動画

運用経過

10月の日本株式市場は下落しました。
米国の長期金利(10年国債利回り)上昇や中東情勢の緊迫化などを背景に、世界的に株式市場は下落基調となりました。日本株式市場においても、リスク回避の流れから売り優勢となり、買戻しが入る局面もありましたが、総じて下落基調での推移となりました。

このような市場環境のなかで、当ファンドの基準価額も下落しており、市場平均に対しても劣後しました。
マクロ要因が主導する相場展開で、個別銘柄選択が効きにくい状況が続いています。その結果として、基準価額が市場平均に劣後する展開も続いていますが、投資をしている企業の未来に対する見方は変わっておらず、個別銘柄に市場の関心が向くタイミングをじっと待っているところです。
松風、ULSグループ、KOKUSAI ELECTRICなどの株価上昇は基準価額にプラスに寄与しましたが、多くの銘柄が株価下落しており、ペプチドリーム、スミダコーポレーション、GENDAなどの株価下落が基準価額にマイナスに寄与しました。

当ファンドにおいては引き続き、株式市場にとらわれることなく、企業取材に基づいた個別銘柄選択により、企業価値の向上や市場評価の高まりが期待できる企業でポートフォリオを構築しています。
10月は、株価が上昇してきた銘柄の投資比率の調整を進める一方、業績底打ちや成長加速が期待される企業や、株価に割安感のある企業などの新規買入れを行いました。具体的には、IJTTを全売却したほか、リョービ、カンロなどを一部売却しました。また、太陽電池製造装置を主力とするエヌ・ピー・シー、植物性油脂や業務用チョコレートなどを手掛ける不二製油グループ本社、ポンプやコンプレッサ・タービン、半導体製造装置などを展開する荏原製作所などを新規に買い入れています。
こうした投資行動の結果、10月末は前月末に比べて7銘柄多い131銘柄に投資しています。

ファンドマネージャーに聞きました

ファンドマネージャーアイコン

今月は古賀ファンドマネージャーに、今後の注目企業についてお聞きします。

Q1

今月は組入上位企業の「九電工」についてお聞きしたいと思います。
まずは「九電工」がどのような企業なのか教えてください。

A1

九州を地盤とする設備工事会社です。電気工事や配電工事のほか、空調・衛生や太陽光発電の工事なども手掛けています。また、九州だけでなく、東京本社を置いて、首都圏でも積極展開しています。

Q2 では、「九電工」のどのような点を評価して、組入れを決めたのでしょうか。
A2

2023年の1月から組み入れています。
長崎県の五島列島にある宇久島での大型の太陽光発電工事の進捗が芳しくなく、業績の面ではやや物足りませんでした。しかし、福岡天神の再開発や半導体工場などの大型案件もあって受注は好調で、手持工事高が大きく積み上がっていたことから、その後の業績伸長には期待ができる状況でした。年も変わり、投資家の注目が新年度に移ってくることで、株価上昇が期待できるとみて組入れを始めました。

Q3 「九電工」の今後の見通しについて教えてください。
A3

10月27日に公表された第2四半期の決算においては、豊富な手持工事を背景に、業績は好調に推移しています。受注環境も引き続き良好であるとみられ、地盤の九州や首都圏の工事案件が進捗することで、下期から来期にかけての業績伸長を期待しています。

組入上位10業種(%)

当月末 前月比
1 サービス業 19.6 -0.4
2 情報・通信業 12.7 -0.3
3 機械 9.5 +1.0
4 化学 7.4 -0.0
5 電気機器 6.9 -0.1
6 輸送用機器 4.3 -1.6
7 建設業 4.0 -0.0
8 小売業 3.5 +0.7
9 卸売業 3.3 -0.3
10 食料品 3.1 +0.4
  • 業種は東証業種分類です。

組入上位10銘柄(%) (組入銘柄数 131)

銘柄/業種 比率 コメント
1

ニチハガラス・土石製品

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ニチハ ガラス・土石製品

窯業系外装材の最大手です。意匠性や、色あせしないなどの品質優位を武器に国内シェアを高めており、北米では市場を拡大しています。北米と国内でそれぞれ生産能力の増強を進めており、今後の成長可能性が高まっていると評価しています。

2

ULSグループ情報・通信業

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ULSグループ 情報・通信業

ITシステムのコンサルティングを手掛けています。顧客企業に入り込み、システムの要件定義から支援できることを強みとして、大手企業を主要顧客として抱えています。需要が旺盛ななか、コンサルタントの採用が順調で、中期的な成長力が高まっているとみています。

3

日本精機輸送用機器

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日本精機 輸送用機器

二輪、四輪の計器を中心に自動車部品を手掛けています。サプライチェーンの正常化や自動車生産台数の増加で業績が回復傾向にあります。キャッシュアロケーション(資金の使い道)の変更や低位にあるPBR(株価純資産倍率)の上昇に期待しています。

4

寺崎電気産業電気機器

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寺崎電気産業 電気機器

船舶用配電制御システムやブレーカーなどを手掛けています。海運・造船業界向けの売上げが多く、足下では為替の円安効果もあり業績が堅調です。受注残高も豊富で、業績改善がさらに進むなかで、PBR(株価純資産倍率)の上昇にも期待しています。

5

村上開明堂輸送用機器

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村上開明堂 輸送用機器

自動車用バックミラーの最大手です。手持ち資金(現預金-借入金+投資有価証券)に対して株式時価総額が割安であり、自動車生産台数の増加で業績が回復傾向にあることから株式市場の評価が高まることを期待しています。

6

九電工建設業

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九電工 建設業

九州を地盤とする設備工事会社です。電気工事や配電工事のほか、空調・衛生や太陽光発電の工事などを手掛けています。福岡天神の再開発案件、九州の工場建設などの大型受注を獲得しており、今後の業績貢献を期待しています。

7

アマノ機械

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アマノ 機械

就業時間管理システムや駐車場管理システムなどを手掛けています。働き方改革が進む中で残業規制が強まる方向にあり、時間管理システムの需要は旺盛とみています。また、人流回復が進む中で駐車場管理システムも需要が高まることを期待しています。

8

ライフネット生命保険保険業

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ライフネット生命保険 保険業

♪ライフネット生命♪のTVCMでお馴染みのオンライン生命保険大手です。積極的なマーケティング投資の実行で保有契約件数が着実に積みあがり、企業価値の向上が続いています。

9

ストライクサービス業

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ストライク サービス業

事業承継M&A仲介大手企業です。中小企業の経営者の高齢化が進み、後継者不足の企業が数多く存在する中で事業承継M&A市場の拡大が続いています。直近3年でコンサルタントが大幅に増えており、今後も高い成長が継続するとみています。

10

藤倉コンポジットゴム製品

1.3 コメントを読む

藤倉コンポジット ゴム製品

ゴルフ用カーボンシャフトを手掛けています。女子プロに加え、男子プロでも同社製のシャフトの採用が広がっており、売上拡大に寄与しています。今後は事業の選択と集中や、株主還元策の拡大にも期待しています。

  • 組入銘柄の紹介を目的としており、記載銘柄の推奨を行うものではありません。また、記載内容は作成時点のものであり、将来予告無く変更されることがあります。

市場動向

上旬は、日米での経済指標や長期金利(10年国債利回り)の動向に一喜一憂する展開となりました。中旬は、米長期金利が5%近辺まで上昇したことや、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格上昇などが警戒され、国内株式市場は軟調に推移しました。下旬は、日米での金融政策修正の思惑がくすぶり、総じて上値の重い展開となりました。月末には、日銀が金融政策決定会合で長短金利操作の再修正を決定したことにより、値動きが荒くなる場面がありました。
業種別では、食料品、パルプ・紙、銀行業などが市場をアウトパフォームした一方、医薬品、機械、鉄鋼業などがアンダーパフォームしました。

TOPIX(東証株価指数)

当月末:2,253.7  前月末:2,323.4  騰落率:-3.0%

日経平均株価(日経225)(円)

当月末:30,858.9  前月末:31,857.6  騰落率:-3.1%

TOPIXの東証業種分類別月間騰落率(%)

業種
上位 1 食料品 1.5
2 パルプ・紙 1.2
3 銀行業 0.4
4 保険業 0.3
5 小売業 0.0
TOPIX -3.0
下位 1 医薬品 -7.3
2 機械 -6.4
3 鉄鋼 -6.4
4 輸送用機器 -6.0
5 非鉄金属 -5.5

市場見通し

世界景気については、日米の景気が堅調さを維持する一方、欧州・中国の景気が停滞するなど主要国・地域間で跛行色があることから、回復のペースは緩慢と想定します。
株式市場は、当面レンジ相場になると予想します。日本については、デフレからの脱却、コーポレート・ガバナンス(企業統治)改革進展などへの期待が支援材料となると考えます。一方、中国の景気減速、米金融引き締め長期化に対する警戒、中東情勢の悪化などが株式市場の重石になると想定します。欧米の金融引き締めの着地点が見え、世界景気の先行きを巡る警戒が和らげば、株式市場は再び上昇局面に入ると予想します。

委託会社・その他の関係法人等

委託会社

ファンドの運用の指図等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

受託会社

ファンドの財産の保管および管理等を行います。
三井住友信託銀行株式会社

販売会社

ファンドの募集の取扱い及び解約お申込の受付等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項

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