投信協会商品分類追加型投信/国内/株式

アクティブ元年・日本株ファンド

Monthly reportマンスリーレポート

日経新聞掲載名
ア元年日本株
作成基準日
2023年09月29日
ファンド設定日
2019年02月05日
決算日
毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)
信託期間
無期限

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運用概況

当月末の基準価額は、21,957円(前月比-267円)となりました。
また、税引前分配金を再投資した場合の月間騰落率は、-1.2%となりました。

基準価額・純資産総額の推移(円・億円)

  • グラフは過去の実績を示したものであり将来の成果をお約束するものではありません。
  • 基準価額は信託報酬控除後です。信託報酬は年率1.078%(税抜き0.98%)です。
  • 参考指数は、TOPIX(東証株価指数、配当込み)です。ファンド設定日前日を10,000とした指数を使用しています。
  • 詳細は後述の「ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項」をご覧ください。

基準価額・純資産総額

当月末 前月比
基準価額(円) 21,957 -267
純資産総額(百万円) 1,621 -13
  • 基準価額は10,000口当たりの金額です。

騰落率(税引前分配金再投資)(%)

基準日 ファンド 参考指数
1カ月 2023/08/31 -1.2 0.5
3カ月 2023/06/30 -0.6 2.5
6カ月 2023/03/31 8.7 17.3
1年 2022/09/30 22.4 29.8
3年 2020/09/30 44.9 53.7
設定来 2019/02/05 119.6 65.7
  • ファンドの騰落率は税引前分配金を再投資した場合の数値です。
  • 換金時には税金等の費用がかかる場合があります。
  • 騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。

最近の分配実績(税引前)(円)

決算日 分配金
第1期 2020/01/20 0
第2期 2021/01/20 0
第3期 2022/01/20 0
第4期 2023/01/20 0
 
設定来累計 0
  • 分配金は10,000口当たりの金額です。過去の実績を示したものであり、将来の分配をお約束するものではありません。

資産構成比率(%)

当月末 前月比
株式 95.2 +0.4
 プライム 59.6 -1.7
 スタンダード 21.6 +2.9
 グロース 12.9 -0.8
 その他 1.1 +0.0
先物等 0.0 0.0
現金等 4.8 -0.4
合計 100.0 0.0

基準価額の変動要因(円)

全体

寄与額
株式 -249
先物・オプション等 0
分配金 0
その他 -18
合計 -267
  • 基準価額の月間変動額を主な要因に分解したもので概算値です。

業種別要因

寄与額
上位 1 輸送用機器 +140
2 化学 +60
3 ゴム製品 +43
4 建設業 +41
5 非鉄金属 +15
下位 1 サービス業 -229
2 情報・通信業 -111
3 小売業 -73
4 保険業 -27
5 不動産業 -26

銘柄別要因

寄与額
上位 1 村上開明堂 +52
2 IJTT +48
3 WAQOO +35
4 共和レザー +32
5 日本精機 +28
下位 1 ネクステージ -51
2 ジャパンマテリアル -39
3 GENDA -37
4 ポート -32
5 新日本科学 -31

ファンドマネージャーコメント

ファンドマネージャーコメント動画
ファンドマネージャーコメント動画

運用経過

9月の日本株式市場は、中旬までは上昇基調で推移しましたが、下旬は下落基調に転換する展開となり、配当込みのTOPIX(東証株価指数)では若干の上昇となりました。
米国の金融引き締め観測の後退や、米中など海外景気の堅調さから、中旬にかけては、日本の株式市場も堅調に推移しました。下旬はFOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げは見送られましたが、利上げ懸念は解消しなかったことに加え、米国の政府閉鎖への懸念も台頭し、株式市場は下落基調で推移しました。

このような市場環境のなかで、当ファンドの基準価額は下落しました。
日本での金利上昇を背景に、銀行業や保険業などの金融関連業種が株式市場の上昇をけん引しましたが、当ファンドでは相対的に構成比が低く、中旬にかけての上昇相場で市場に劣後する展開となりました。
村上開明堂、IJTT、Waqooなどの株価上昇は基準価額にプラスに寄与しましたが、ネクステージ、ジャパンマテリアル、GENDAなどの株価は下落し、基準価額にマイナスに寄与しました。

個別銘柄を見極めて投資を進めるなかで、組み入れている銘柄についての企業価値向上に対する見方は大きく変わっていません。市場の関心がまだ高まらない状況が続いていますが、中期的な株価の上昇余地は大きい銘柄でポートフォリオは構築できていると私たちは考えています。
9月においては、今後の企業価値と現状の株価を照らし合わせるなかで、投資比率の調整を中心に売買を実施しており、一部銘柄の入替えも行いました。
ネクステージ、フィードフォースグループなどを全売却、センコーグループホールディングスなどを一部売却した一方、村上開明堂、メタルアート、アグロ カネショウなどの買増しを実施しました。
こうした投資行動の結果、9月末は前月末に比べて3銘柄少ない124銘柄に投資しています。

ファンドマネージャーに聞きました

ファンドマネージャーアイコン

今月は木田ファンドマネージャーに、今後の注目企業についてお聞きします。

Q1

今月は組入上位企業の「日本精機」についてお聞きしたいと思います。
まずは「日本精機」がどのような企業なのか教えてください。

A1

二輪車用、四輪車用のメーターを手掛けています。二輪車用メーターでは世界シェアが30%以上で世界NO.1となっています。近年は注力している四輪車用のヘッドアップディスプレイの売上高も拡大してきています。

Q2 では、「日本精機」のどのような点を評価して、組入れを決めたのでしょうか。
A2

コロナ禍ではサプライチェーン(供給網)の問題からコスト増となり業績を圧迫していましたが、サプライチェーンが正常化してきていることに加え、自動車生産台数の増加もあり、業績は回復傾向にあります。金融資産を多く保有しているにもかかわらず、PBR(株価純資産倍率)が低位にある点にも着目して組入れを決めました。

Q3 最後に、「日本精機」の今後の見通しについて教えてください。
A3

同社は業績と株主還元の両面から企業価値の向上が期待できると考えています。
業績の観点では、これまで生産性の改善や取引条件の見直しを進めてきており、適正利益が確保できる状況になってきています。また、注力しているヘッドアップディスプレイの利益寄与にも期待しています。自動車生産台数の回復が見込まれるなか、利益及びキャッシュフローが改善していくと考えています。
株主還元の観点では、金融資産を多く保有している点も合わせて、キャッシュアロケーション(資金の使い道)の変更に期待しています。

組入上位10業種(%)

当月末 前月比
1 サービス業 20.0 -0.9
2 情報・通信業 13.0 -1.0
3 機械 8.4 +0.3
4 化学 7.4 +0.8
5 電気機器 6.9 -0.2
6 輸送用機器 5.9 +0.7
7 建設業 4.0 +0.0
8 卸売業 3.6 -0.0
9 小売業 2.8 -0.6
10 食料品 2.6 +0.0
  • 業種は東証業種分類です。

組入上位10銘柄(%) (組入銘柄数 124)

銘柄/業種 比率 コメント
1

日本精機輸送用機器

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日本精機 輸送用機器

二輪、四輪の計器を中心に自動車部品を手掛けています。サプライチェーンの正常化や自動車生産台数の増加で業績が回復傾向にあります。キャッシュアロケーション(資金の使い道)の変更や低位にあるPBR(株価純資産倍率)の上昇に期待しています。

2

村上開明堂輸送用機器

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村上開明堂 輸送用機器

自動車用バックミラーの最大手です。手持ち資金(現預金-借入金+投資有価証券)に対して株式時価総額が割安であり、自動車生産台数の増加で業績が回復傾向にあることから株式市場の評価が高まることを期待しています。

3

ニチハガラス・土石製品

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ニチハ ガラス・土石製品

窯業系外装材の最大手です。意匠性や、色あせしないなどの品質優位を武器に国内シェアを高めており、北米では市場を拡大しています。北米と国内でそれぞれ生産能力の増強を進めており、今後の成長可能性が高まっていると評価しています。

4

アマノ機械

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アマノ 機械

就業時間管理システムや駐車場管理システムなどを手掛けています。働き方改革が進む中で残業規制が強まる方向にあり、時間管理システムの需要は旺盛とみています。また、人流回復が進む中で駐車場管理システムも需要が高まることを期待しています。

5

九電工建設業

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九電工 建設業

九州を地盤とする設備工事会社です。電気工事や配電工事のほか、空調・衛生や太陽光発電の工事などを手掛けています。福岡天神の再開発案件、九州の工場建設などの大型受注を獲得しており、今後の業績貢献を期待しています。

6

ULSグループ情報・通信業

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ULSグループ 情報・通信業

ITシステムのコンサルティングを手掛けています。顧客企業に入り込み、システムの要件定義から支援できることを強みとして、大手企業を主要顧客として抱えています。需要が旺盛ななか、コンサルタントの採用が順調で、中期的な成長力が高まっているとみています。

7

プレス工業輸送用機器

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プレス工業 輸送用機器

トラック、建機メーカー向けに部品を供給しています。トラック需要の回復とタイ事業の回復で業績が改善しています。株主還元方針を変更し業績に応じて還元が増える見込みです。企業価値が過小評価されており、業績回復とともに評価が高まると考えています。

8

スミダコーポレーション電気機器

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スミダコーポレーション 電気機器

コイル関連部品とモジュールを扱う電子部品メーカーです。自動車向けの売上構成が約6割あり、xEV(電動車)関連製品が成長しています。自動車の電動化比率の高まりの恩恵を享受し、中期的に業績が拡大する見通しです。

9

ライフネット生命保険保険業

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ライフネット生命保険 保険業

♪ライフネット生命♪のTVCMでお馴染みのオンライン生命保険大手です。積極的なマーケティング投資の実行で保有契約件数が着実に積みあがり、企業価値の向上が続いています。

10

藤倉コンポジットゴム製品

1.3 コメントを読む

藤倉コンポジット ゴム製品

ゴルフ用カーボンシャフトを手掛けています。女子プロに加え、男子プロでも同社製のシャフトの採用が広がっており、売上拡大に寄与しています。今後は事業の選択と集中や、株主還元策の拡大にも期待しています。

  • 組入銘柄の紹介を目的としており、記載銘柄の推奨を行うものではありません。また、記載内容は作成時点のものであり、将来予告無く変更されることがあります。

市場動向

上旬は、中国景気に対する過度な警戒が和らいだものの、米国において雇用統計など堅調な景気指標から利上げ打ち止め期待が後退し、長期金利(10年国債利回り)が上昇したため、上値の重い展開となりました。中旬は、植田日銀総裁の発言を掲載した記事を受けて、日銀が早期に政策修正に踏み切るといった観測が、銀行など金融株の上昇を牽引しました。下旬は、米国で金融引き締めが長期化するとの見方から長期金利が上昇して株価の重石となり、国内でも月末にかけて軟調に推移しました。
業種別では、鉱業、銀行業、石油・石炭製品などが市場をアウトパフォームした一方、精密機器、サービス業、空運業などがアンダーパフォームしました。

TOPIX(東証株価指数)

当月末:2,323.4  前月末:2,332.0  騰落率:-0.4%

日経平均株価(日経225)(円)

当月末:31,857.6  前月末:32,619.3  騰落率:-2.3%

TOPIXの東証業種分類別月間騰落率(%)

業種
上位 1 鉱業 10.8
2 銀行業 7.8
3 石油・石炭製品 7.4
4 保険業 7.2
5 パルプ・紙 5.7
TOPIX -0.4
下位 1 精密機器 -5.3
2 サービス業 -4.9
3 空運業 -4.0
4 化学 -3.7
5 機械 -3.6

市場見通し

世界景気については、日米の景気が堅調さを維持する一方、欧州・中国の景気が停滞するなど主要国・地域間で跛行色があることから、回復のペースは緩慢と想定します。
株式市場は、当面レンジ相場になると予想します。日本については、デフレからの脱却、コーポレート・ガバナンス(企業統治)改革進展などへの期待が支援材料となると考えます。一方、中国の景気減速、米金融引き締め長期化に対する警戒が株式市場の重石になると想定します。
欧米の金融引き締めの着地点が見え、世界景気の先行きを巡る警戒が和らげば、株式市場は再び上昇局面に入ると予想します。

委託会社・その他の関係法人等

委託会社

ファンドの運用の指図等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

受託会社

ファンドの財産の保管および管理等を行います。
三井住友信託銀行株式会社

販売会社

ファンドの募集の取扱い及び解約お申込の受付等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

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