投信協会商品分類追加型投信/国内/株式

アクティブ元年・日本株ファンド

Monthly reportマンスリーレポート

日経新聞掲載名
ア元年日本株
作成基準日
2023年07月31日
ファンド設定日
2019年02月05日
決算日
毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)
信託期間
無期限

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運用概況

当月末の基準価額は、22,415円(前月比+323円)となりました。
また、税引前分配金を再投資した場合の月間騰落率は、+1.5%となりました。

基準価額・純資産総額の推移(円・億円)

  • グラフは過去の実績を示したものであり将来の成果をお約束するものではありません。
  • 基準価額は信託報酬控除後です。信託報酬は年率1.078%(税抜き0.98%)です。
  • 参考指数は、TOPIX(配当込み)です。ファンド設定日前日を10,000とした指数を使用しています。
  • 詳細は後述の「ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項」をご覧ください。

基準価額・純資産総額

当月末 前月比
基準価額(円) 22,415 +323
純資産総額(百万円) 1,632 +43
  • 基準価額は10,000口当たりの金額です。

騰落率(税引前分配金再投資)(%)

基準日 ファンド 参考指数
1カ月 2023/06/30 1.5 1.5
3カ月 2023/04/28 10.1 13.1
6カ月 2023/01/31 14.2 19.2
1年 2022/07/29 25.1 23.0
3年 2020/07/31 74.2 66.9
設定来 2019/02/05 124.2 64.1
  • ファンドの騰落率は税引前分配金を再投資した場合の数値です。
  • 換金時には税金等の費用がかかる場合があります。
  • 騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。

最近の分配実績(税引前)(円)

決算日 分配金
第1期 2020/01/20 0
第2期 2021/01/20 0
第3期 2022/01/20 0
第4期 2023/01/20 0
 
設定来累計 0
  • 分配金は10,000口当たりの金額です。過去の実績を示したものであり、将来の分配をお約束するものではありません。

資産構成比率(%)

当月末 前月比
株式 95.3 +0.4
 プライム 60.1 -1.0
 スタンダード 17.4 +2.3
 グロース 16.6 -0.9
 その他 1.2 +0.1
先物等 0.0 0.0
現金等 4.7 -0.4
合計 100.0 0.0

基準価額の変動要因(円)

全体

寄与額
株式 +343
先物・オプション等 0
分配金 0
その他 -20
合計 +323
  • 基準価額の月間変動額を主な要因に分解したもので概算値です。

業種別要因

寄与額
上位 1 非鉄金属 +93
2 サービス業 +64
3 電気機器 +54
4 建設業 +38
5 小売業 +33
下位 1 情報・通信業 -70
2 医薬品 -30
3 その他製品 -25
4 卸売業 -16
5 不動産業 -4

銘柄別要因

寄与額
上位 1 リョービ +93
2 ヨシムラ・フード・ホールディングス +41
3 ネクステージ +37
4 アメイズ +33
5 富士紡ホールディングス +33
下位 1 ストライク -36
2 ペプチドリーム -33
3 北興化学工業 -25
4 トランザクション・メディア・ネットワークス -22
5 オープンワーク -20

ファンドマネージャーコメント

ファンドマネージャーコメント動画
ファンドマネージャーコメント動画

運用経過

7月の日本株式市場は上昇しました。
月初は堅調でしたが、その後は為替が米ドル安・円高に転じたことなどから、利益確定の売りに押されて下落基調で推移しました。後半は米国株式市場がインフレ鎮静化の見方から上昇したことなどを背景に、日本の株式市場も戻り基調となりました。月末には、日銀の金融政策決定会合において、YCC(イールドカーブ・コントロール、長短金利操作)の運用柔軟化の決定があり、一時的に荒い値動きとなる局面もありましたが、上昇基調は続きました。

このような市場環境のなかで、当ファンドの基準価額も上昇し、月末には設定来高値を更新しました。
前半の市場の下落局面においては相対的に底堅く推移しましたが、後半の上昇局面では市場に劣後する展開となりました。
ストライク、ペプチドリーム、北興化学工業などの株価下落は基準価額にマイナスに寄与しましたが、業績見通しを上方修正したリョービ、3‐5月の決算が好感されたヨシムラ・フード・ホールディングスやネクステージなどの株価上昇が基準価額にプラスに寄与しました。下旬から4‐6月期の決算発表が始まっていますが、好業績銘柄には買いが入って上昇するなど、少しずつ個別銘柄への関心が高まってきているように感じられます。

4‐6月期の決算を前に、業績見通しや株価動向を踏まえてポートフォリオを精査し、銘柄入替や投資比率の調整を実施しました。
レントラックス、ライク、EIZOなどを全売却した一方、自動車用防音材を手掛ける日本特殊塗料、IPO(新規株式公開)した直後に株価が下落して割安感があると判断したアミューズメント施設を運営するGENDAや結婚式場を運営するノバレーゼなどを新規に買入れました。
こうした投資行動の結果、7月末は前月末に比べて1銘柄少ない128銘柄に投資しています。

ファンドマネージャーに聞きました

ファンドマネージャーアイコン

今月は、当ファンドでも積極的に組入れを行っているIPO銘柄の動向やリサーチ方法について、金子ファンドマネージャーにお話をうかがっていきたいと思います。

Q1 2023年6月は18社が新規上場するIPOラッシュでしたが、直近のIPO銘柄のマーケット動向を振り返っていかがでしたでしょうか。
A1

国内株式市場全体が上昇基調にある中でIPO市場も活況でした。
2023年1月から6月のIPO銘柄に関しては、初値が公開価格を大幅に上回った銘柄が多くあった印象です。IPO銘柄の中では相対的に規模の大きい、時価総額数千億円の銘柄の値持ちが良かった点も、IPO市場の心理的な追い風となったのではないかと思います。
多種多様なビジネスモデルがあるIPO銘柄の中で、直近はAIビジネスに関連した企業が多くあった印象です。ChatGPTに代表される生成系AIの世界的な盛り上がりもあり、IPO銘柄に注目が集まりやすかったと考えています。

Q2 IPO銘柄は上場企業に比べ公開情報が少ないと思いますが、対象企業のリサーチや、成長を見込める企業の見極め方はどのように行っていますか?
A2

目論見書から財務情報を読み込むことが一番重要ですが、周辺情報取得も大事です。企業のコーポレートサイトをはじめ、過去のプレスリリースやニュース記事、他にも採用ページなど、定性的な情報が掲載されているものは多くあり、参考にしています。また機関投資家としてロードショー(企業による会社説明)に参加し、1対1での取材を通して経営者の人柄や熱量などの生の情報を取るようにしています。

Q3 金子ファンドマネージャーが感じる、IPO銘柄の魅力について教えてください。
A3

IPO銘柄は公開情報が少ないという点ではリスクが大きいのは事実ですが、その反面、リターンも大きくなるという意味でチャンスが多いと言えます。IPOを実施する企業はたいていの場合、成長のための資金調達としてIPOを選択しており、調達した資金の活用により一気に成長する可能性を秘めています。株式市場の中で、株価が何倍、何十倍となる銘柄は一握りかもしれませんが、そういった銘柄予備軍に触れられるチャンスという点で魅力です。
また違った側面ですが、新しい時流に乗った企業がIPOを実施する傾向があるので、IPOを追いかければ世の中のトレンドをぼんやりとつかむことができると考えています。また、いわゆるスタートアップと呼ばれる新興ベンチャーとは違った老舗企業のIPOでも、ビジネスモデルを一から勉強できて、自分の中の投資アイディアが拡張されていると感じています。
銘柄自体のリターンはもちろん、他銘柄への波及を通しても、IPO市場への参加がアクティブ元年・日本株ファンドのパフォーマンスに寄与していると信じているので、今後も積極的にIPO銘柄への投資にはチャレンジしていきたいと考えています。

組入上位10業種(%)

当月末 前月比
1 サービス業 23.1 -0.9
2 情報・通信業 14.3 -1.0
3 化学 7.9 +0.5
4 機械 7.2 +0.3
5 電気機器 6.9 +0.1
6 輸送用機器 4.5 +0.1
7 小売業 3.5 +0.6
8 その他製品 3.1 -0.2
9 卸売業 3.1 +0.1
10 建設業 2.8 +0.6
  • 業種は東証業種分類です。

組入上位10銘柄(%) (組入銘柄数 128)

銘柄/業種 比率 コメント
1

ニチハガラス・土石製品

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ニチハ ガラス・土石製品

窯業系外装材の最大手です。意匠性や、色あせしないなどの品質優位を武器に国内シェアを高めており、北米では市場を拡大しています。北米と国内でそれぞれ生産能力の増強を進めており、今後の成長可能性が高まっていると評価しています。

2

プレス工業輸送用機器

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プレス工業 輸送用機器

トラック、建機メーカー向けに部品を供給しています。トラック需要の回復とタイ事業の回復で業績が改善しています。株主還元方針を変更し業績に応じて還元が増える見込みです。企業価値が過小評価されており、業績回復とともに評価が高まると考えています。

3

アマノ機械

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アマノ 機械

就業時間管理システムや駐車場管理システムなどを手掛けています。働き方改革が進む中で残業規制が強まる方向にあり、時間管理システムの需要は旺盛とみています。また、人流回復が進む中で駐車場管理システムも需要が高まることを期待しています。

4

日本精機輸送用機器

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日本精機 輸送用機器

二輪、四輪の計器を中心に自動車部品を手掛けています。サプライチェーンの正常化や自動車生産台数の増加で業績が回復傾向にあります。キャッシュアロケーション(資金の使い道)の変更や低位にあるPBR(株価純資産倍率)の上昇に期待しています。

5

九電工建設業

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九電工 建設業

九州を地盤とする設備工事会社です。電気工事や配電工事のほか、空調・衛生や太陽光発電の工事などを手掛けています。福岡天神の再開発案件、九州の工場建設などの大型受注を獲得しており、今後の業績貢献を期待しています。

6

リョービ非鉄金属

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リョービ 非鉄金属

ダイカストの大手専業メーカーです。短期的には自動車生産の回復と、原材料やエネルギー価格上昇に対する価格転嫁で業績が改善しています。中期的には電気自動車の軽量化ニーズから1台当たりのダイカスト使用重量増加による成長が期待できます。

7

スミダコーポレーション電気機器

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スミダコーポレーション 電気機器

コイル関連部品とモジュールを扱う電子部品メーカーです。自動車向けの売上構成が約6割あり、xEV(電動車)関連製品が成長しています。自動車の電動化比率の高まりの恩恵を享受し、中期的に業績が拡大する見通しです。

8

ライフネット生命保険保険業

1.3 コメントを読む

ライフネット生命保険 保険業

♪ライフネット生命♪のTVCMでお馴染みのオンライン生命保険大手です。積極的なマーケティング投資の実行で保有契約件数が着実に積みあがり、企業価値の向上が続いています。

9

ULSグループ情報・通信業

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ULSグループ 情報・通信業

ITシステムのコンサルティングを手掛けています。顧客企業に入り込み、システムの要件定義から支援できることを強みとして、大手企業を主要顧客として抱えています。需要が旺盛ななか、コンサルタントの採用が順調で、中期的な成長力が高まっているとみています。

10

ビジョン情報・通信業

1.3 コメントを読む

ビジョン 情報・通信業

Wi-Fiレンタル事業と情報機器販売を行っています。固定費の削減に取り組み、利益創出力が一層高まっています。新型コロナウィルス対策の緩和による旅客数の回復とともに、Wi-Fiレンタル需要が高まれば、大幅な利益成長が期待できます。

  • 組入銘柄の紹介を目的としており、記載銘柄の推奨を行うものではありません。また、記載内容は作成時点のものであり、将来予告無く変更されることがあります。

市場動向

上旬は、ETF(上場投資信託)の分配金捻出売りの警戒感に加え、日銀が次の金融政策決定会合で現行の金融緩和策を見直すとの観測により米ドル安・円高が進んだことから下落しました。中旬は、米CPI(消費者物価指数)が予想以上に鈍化し、インフレ収束期待から反発しました。下旬は、日銀が金融政策決定会合で長短金利操作の運用柔軟化を決定したことを受けて、一時的に乱高下する場面がありました。しかし、緩和的な金融政策は今後も続くという見方が広がったほか、国内企業の決算発表において事前予想を上回る企業が多いことなどが支えとなったことから、市場は落ち着きを取り戻し、バブル後の高値を更新して終えました。
業種別では、鉱業、鉄鋼、海運業などが市場をアウトパフォームした一方、医薬品、空運業、食料品などがアンダーパフォームしました。

TOPIX

当月末:2,322.6  前月末:2,288.6  騰落率:1.5%

日経平均株価(円)

当月末:33,172.2  前月末:33,189.0  騰落率:-0.1%

TOPIXの東証業種分類別月間騰落率(%)

業種
上位 1 鉱業 14.1
2 鉄鋼 9.6
3 海運業 9.5
4 銀行業 9.3
5 証券、商品先物取引業 6.7
TOPIX 1.5
下位 1 医薬品 -2.8
2 空運業 -1.0
3 食料品 -0.8
4 精密機器 -0.7
5 その他製品 -0.4

市場見通し

世界景気については、日米の経済が底堅い一方、ユーロ圏と中国の回復ペースが市場の想定より緩慢であり、主要国・地域間で跛行色があります。先進国での金融引き締めや銀行不安の影響が警戒されることもあり、2024年に向けて回復するものの、そのペースは緩慢と想定します。
株式市場は、当面レンジ相場になると予想します。堅調な国内景気や日銀による緩和的な金融政策の継続が株価の支援材料となる一方、世界景気の回復ペースが緩慢なことは重石になると想定します。その後、世界的なインフレおよび雇用情勢、金融政策の動向をにらみながら、世界景気の先行きを巡る警戒が和らぐことによって、株式市場は一段と上昇する展開になると予想します。

委託会社・その他の関係法人等

委託会社

ファンドの運用の指図等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

受託会社

ファンドの財産の保管および管理等を行います。
三井住友信託銀行株式会社

販売会社

ファンドの募集の取扱い及び解約お申込の受付等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項

  • TOPIXに関する知的財産権その他一切の権利は、株式会社JPX総研または株式会社JPX総研の関連会社(以下「JPX」といいます。)に帰属します。JPXは、TOPIXの算出もしくは公表の方法の変更、TOPIXの算出もしくは公表の停止またはTOPIXにかかる標章または商標の変更もしくは使用の停止を行う権利を有しています。また、JPXは当ファンドの取引および運用成果等に関して一切責任を負いません。

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  • 投資信託は、値動きのある証券(外国証券には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、リスクを含む商品であり、運用実績は市場環境等により変動します。したがって元本や利回りが保証されているものではありません。
  • 投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。
  • 当ファンドの取得のお申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)および契約締結前交付書面等の内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等は販売会社にご請求ください。また、当資料に投資信託説明書(交付目論見書)と異なる内容が存在した場合は、最新の投資信託説明書(交付目論見書)が優先します。
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