投信協会商品分類追加型投信/国内/株式

アクティブ元年・日本株ファンド

Monthly reportマンスリーレポート

日経新聞掲載名
ア元年日本株
作成基準日
2021年07月30日
ファンド設定日
2019年02月05日
決算日
毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)
信託期間
無期限

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運用概況

当月末の基準価額は、18,672円(前月比-57円)となりました。
また、税引前分配金を再投資した場合の月間騰落率は、-0.3%となりました。

基準価額・純資産総額の推移(円・百万円)

  • グラフは過去の実績を示したものであり将来の成果をお約束するものではありません。
  • 基準価額は信託報酬控除後です。信託報酬は年率1.078%(税抜0.98%)です。
  • 参考指数は、TOPIX(配当込み)です。ファンド設定日前日を10,000とした指数を使用しています。
  • 詳細は後述の「ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項」をご覧ください。

基準価額・純資産総額

当月末 前月比
基準価額(円) 18,672 -57
純資産総額(百万円) 867 +77
  • 基準価額は10,000口当たりの金額です。

騰落率(税引前分配金再投資)(%)

基準日 ファンド 参考指数
1カ月 2021/06/30 -0.3 -2.2
3カ月 2021/04/30 9.9 0.3
6カ月 2021/01/29 17.2 6.3
1年 2020/07/31 45.1 29.8
3年
設定来 2019/02/05 86.7 27.7
  • ファンドの騰落率は税引前分配金を再投資した場合の数値です。
  • 換金時には税金等の費用がかかる場合があります。
  • 騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。

最近の分配実績(税引前)(円)

決算日 分配金
第1期 2020/01/20 0
第2期 2021/01/20 0
 
 
 
設定来累計 0
  • 分配金は10,000口当たりの金額です。過去の実績を示したものであり、将来の分配をお約束するものではありません。

資産構成比率(%)

当月末 前月比
株式 95.2 -1.1
 第1部 70.4 +1.1
 第2部 5.6 -1.1
 ジャスダック 6.7 +0.9
 その他 12.6 -2.0
先物等 0.0 0.0
現金等 4.8 +1.1
合計 100.0 0.0

基準価額の変動要因(円)

全体

寄与額
株式 -41
先物・オプション等 0
分配金 0
その他 -16
合計 -57
  • 基準価額の月間変動額を主な要因に分解したもので概算値です。

業種別要因

寄与額
上位 1 その他製品 +70
2 建設業 +59
3 電気・ガス業 +36
4 食料品 +33
5 機械 +25
下位 1 情報・通信業 -183
2 電気機器 -63
3 卸売業 -56
4 小売業 -22
5 サービス業 -6

銘柄別要因

寄与額
上位 1 ミダック +111
2 スノーピーク +57
3 ダイセキ環境ソリューション +49
4 ジャパンベストレスキューシステム +48
5 北興化学工業 +38
下位 1 アステナホールディングス -39
2 フィードフォース -38
3 LITALICO -35
4 ストライク -33
5 ケアネット -32

ファンドマネージャーコメント

ファンドマネージャーコメント動画
ファンドマネージャーコメント動画

運用経過

7月の日本株式市場は、前月末から下落しました。
世界的に新型コロナウイルスの感染者数が再拡大しており、経済正常化や景気回復に対する懸念が台頭したことが要因と考えられます。また、下旬には中国における企業統制強化の動きも日本株式市場の重荷となったとみられます。

当ファンドの基準価額は、前月末比で若干の下落となりました。
月中は一定の範囲内で上下動する方向感のない展開でした。数日単位で上昇、下落を繰り返すなか、7月14日には19,101円と設定来高値を更新しました。
アステナホールディングスなどがマイナスに寄与しましたが、2021年前半の基準価額上昇にも寄与してきたミダックやスノーピークなどが7月も好調で、基準価額の上昇に貢献しました。このほか、ダイセキ環境ソリューション、ジャパンベストレスキューシステム、北興化学工業などがプラスに寄与しました。

7月末時点では、前月末に比べて2銘柄多い94銘柄に投資しています。
第1四半期の業績発表を前に、中期戦略の確認や今期業績予想の見直しなどを進め、企業の精査、選別を実施し、銘柄入替や投資比率の調整を積極的に行いました。上下動を繰り返す市場環境においては、より慎重にタイミングを計って、売買しました。
株価上昇のスピードが速かったミダックやイーレックスなどについて、投資比率調整のために一部売却を実施する一方、独立系化学メーカーで電子材料の成長が期待される大阪有機化学工業や、企業向けに販促グッズなどを企画販売するトランザクションなどの新規買入を行いました。また、6月にIPO(新規株式公開)した企業については、数銘柄は株価水準を勘案し全売却しましたが、数銘柄は買増しを実施するなどして保有を継続しています。

ファンドマネージャーに聞きました

ファンドマネージャーアイコン

今月は、金子ファンドマネージャーに、今後の注目企業についてお聞きします。

Q1

今月は組入上位企業の「LITALICO」について、お聞きしたいと思います。
「LITALICO」がどのような企業なのか教えてください。

A1

主に「障がい者就労支援事業」と「発達障がい児教育支援事業」を行っている企業で、関東圏を中心に継続的な拠点新設で成長しています。加えて、プログラミング教室の運営、障がい者や発達障がい児の家族向けのサービスも行っています。また、自社のノウハウを活用した同業者向けの障がい者就労支援施設向けサービスも展開しています。

Q2 「LITALICO」は当ファンドの設定時から組入れをし、現在まで継続して保有していますが、同社のどのような点を評価して組入れを決めたのでしょうか。また保有期間中に、同社の株価も大きく上昇しましたが、現在も組入比率が上位となっている理由を教えてください。
A2

持続的成長性と社会貢献の高さを評価して、当ファンドの設定時から組み入れ、保有を継続しています。利用者の集客だけではなく、採用や事業提携などの面でも同社のブランド力の高さが表れており、評価できます。積極投資をしているため利益成長に派手さはないですが、安定成長が期待できると判断しています。
株価上昇の背景には、同社独自の取組みや市場環境の追い風があったと考えています。注目していた第三の柱が立ち上がってきたことや、元エムスリー取締役の方がCFOとして就任するなど人材の充実がみられました。加えて、昨今のESG/SDGs投資の盛り上がりで同社に注目が集まったと考えています。

Q3 2020年10月の月次レポートでは、「LITALICO」の企業価値が高まっていくと期待される理由について、「『障がい者就労支援事業』と『発達障がい児教育支援事業』の二つの主力事業の成長性に加えて、周辺事業が第三の柱として成長している点が、市場からの評価をさらに高めると期待をしている。」とお聞きしました。この点について、現在はどのように考えているか、アップデートがあれば教えてください。
A3

以前の考えに変わりはなく、むしろさらに評価を高めています。いくつか進めている事業それぞれが成長していますが、特に障がい者就労支援施設向け支援事業の成長可能性が一段と高まっています。
直近では、福祉施設向け請求支援ソフトで導入シェアがトップ級の「福祉ソフト」社を買収しました。販売網の強化とサービスラインナップの充実により、規模の小さい施設への経営支援、DX(デジタルトランスフォーメーション)化支援での業績成長が期待できます。また、M&A(企業の合併・買収)の実績が今回出たことで、次のM&Aによる成長も期待されます。

組入上位10業種(%)

当月末 前月比
1 サービス業 19.4 -1.5
2 情報・通信業 19.2 -1.1
3 化学 12.8 +1.5
4 電気機器 7.4 +1.4
5 機械 5.6 -1.1
6 輸送用機器 4.5 -0.1
7 不動産業 4.3 +0.3
8 小売業 4.1 +0.4
9 その他製品 3.8 +1.1
10 卸売業 3.8 -0.9
  • 業種は東証業種分類です。

組入上位10銘柄(%) (組入銘柄数 94)

銘柄/業種 比率 コメント
1

岡本工作機械製作所機械

2.4 コメントを読む

岡本工作機械製作所 機械

工作機械では平面研削盤、半導体関連装置ではファイナルポリッシャーを中心に展開しており、半導体300㎜ウェーハ向けでシェア1位です。半導体関連装置の受注がいち早く回復し、今後は工作機械の受注回復で事業の両輪での成長が期待できます。

2

北興化学工業化学

2.3 コメントを読む

北興化学工業 化学

農薬と化学品原料の製造・販売を行っています。化学品原料では工場の能力拡大により、半導体レジスト材料の売上が拡大しています。半導体の需要増、微細化の恩恵を受けて、今後の成長が期待できます。

3

日本トムソン機械

2.2 コメントを読む

日本トムソン 機械

ニードルベアリングやリニアガイドが主力製品の中堅機械メーカーです。事業環境の好転により、業績の回復が期待できます。

4

LITALICOサービス業

2.0 コメントを読む

LITALICO サービス業

障がい者就労支援事業及び発達障害児教育支援事業を行っています。関東圏を中心に拠点数を拡大して成長しています。障がい者や発達障害児の家族向けのサービスや、福祉施設向けサービスなど、トータルソリューションの進展も期待されます。

5

IJTT輸送用機器

1.9 コメントを読む

IJTT 輸送用機器

鋳造・鍛造・機械加工部品等をトラック、建機メーカーに供給しています。コロナ禍に落ち込んだ生産が回復過程にあり、キャッシュ創出力が高まるとみています。企業価値が大幅に過小評価されており、業績回復とともに評価が高まると考えています。

6

ミダックサービス業

1.8 コメントを読む

ミダック サービス業

産業廃棄物処理を営む事業者です。収集運搬から、焼却等中間処理、最終処分まで一貫して処理できることに強みがあります。管理型最終処分場が建設中であり、焼却施設の建設準備も進めていることから、中期的な事業拡大の可能性が高いとみています。

7

日本ケミコン電気機器

1.8 コメントを読む

日本ケミコン 電気機器

アルミ電解コンデンサの最大手です。自動車や機械の生産回復で業容が好転しています。構造改革による収益改善効果も期待でき、今期の業績伸長を期待しています。

8

プロトコーポレーション情報・通信業

1.8 コメントを読む

プロトコーポレーション 情報・通信業

クルマ情報メディア「グーネット」の運営会社です。中古車情報の広告収入モデルから、中古車販売店の経営支援システムの提供に事業の軸足を移しています。新車販売店や整備工場向けにもデジタル化支援ツールを提供するなど、会社が変わってきています。

9

メンバーズサービス業

1.7 コメントを読む

メンバーズ サービス業

大手企業にデジタルマーケティング総合支援専任チームを提供するEMC事業、高付加価値分野を中心にデジタル人材をチーム派遣するPGT事業を展開しています。デジタル化が加速する中、顧客企業における人材不足を背景に需要拡大が期待されます。

10

船井総研ホールディングスサービス業

1.7 コメントを読む

船井総研ホールディングス サービス業

中小企業向けに経営コンサルティングをしている企業です。成長支援、人材開発支援、価値向上支援、デジタル化支援、採用支援など多彩なメニューで中小企業の課題解決をサポートできる点が強みです。コロナ禍で需要は高まっていくとみています。

  • 組み入れ銘柄の紹介を目的としており、記載銘柄の推奨を行うものではありません。また、記載内容は作成時点のものであり、将来予告無く変更されることがあります。

市場動向

新型コロナウイルス(デルタ型)の世界的な感染再拡大に伴い、経済活動の正常化が遅れることへの警戒感が高まり、軟調な展開となりました。国内では、無観客での五輪開催のなか、感染拡大に歯止めがかからず、首都圏での緊急事態宣言等が続きました。また、国内企業の四半期決算発表が始まりましたが、事前予想を上回る決算が多いものの株価が素直に反応しない場面も多く、株式市場を押し上げるには至りませんでした。
業種別では、海運業、保険業、水産・農林業などが市場をアウトパフォームした一方、その他製品、医薬品、鉱業などがアンダーパフォームしました。

TOPIX

当月末:1,901.1  前月末:1,943.6  騰落率:-2.2%

日経平均株価(円)

当月末:27,283.6  前月末:28,791.5  騰落率:-5.2%

TOPIXの東証業種分類別月間騰落率(%)

業種
上位 1 海運業 3.4
2 保険業 2.3
3 水産・農林業 2.0
4 倉庫・運輸関連業 2.0
5 精密機器 1.1
TOPIX -2.2
下位 1 その他製品 -7.8
2 医薬品 -6.9
3 鉱業 -6.1
4 情報・通信業 -5.6
5 ゴム製品 -5.2

市場見通し

世界景気については、主要国が牽引する形で回復基調が継続しています。新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念されるものの、ワクチン効果で総じて重症化は抑制されていると考えます。
株式市場は、目先は感染再拡大や国内政治を巡る不透明感などから上値の重い展開を想定します。一方、その後は、政府による財政政策、国内企業の業績上方修正や回復持続性を織り込む形で、徐々に持ち直す展開を予想します。

委託会社・その他の関係法人等

委託会社

ファンドの運用の指図等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

受託会社

ファンドの財産の保管および管理等を行います。
三井住友信託銀行株式会社

販売会社

ファンドの募集の取扱い及び解約お申込の受付等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項

  • TOPIXは、株式会社東京証券取引所が公表する指数であり、その指数に関する著作権、知的財産権、その他一切の権利は株式会社東京証券取引所に帰属します。また、当ファンドを同社が保証するものではありません。

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  • 投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。
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