投信協会商品分類追加型投信/国内/株式

アクティブ元年・日本株ファンド

Monthly reportマンスリーレポート

日経新聞掲載名
ア元年日本株
作成基準日
2021年04月30日
ファンド設定日
2019年02月05日
決算日
毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)
信託期間
無期限

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運用概況

当月末の基準価額は、16,988円(前月比-116円)となりました。
また、税引前分配金を再投資した場合の月間騰落率は、-0.7%となりました。

基準価額・純資産総額の推移(円・百万円)

  • グラフは過去の実績を示したものであり将来の成果をお約束するものではありません。
  • 基準価額は信託報酬控除後です。信託報酬は年率1.078%(税抜0.98%)です。
  • 参考指数は、TOPIX(配当込み)です。ファンド設定日前日を10,000とした指数を使用しています。
  • 詳細は後述の「ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項」をご覧ください。

基準価額・純資産総額

当月末 前月比
基準価額(円) 16,988 -116
純資産総額(百万円) 686 +5
  • 基準価額は10,000口当たりの金額です。

騰落率(税引前分配金再投資)(%)

基準日 ファンド 参考指数
1カ月 2021/03/31 -0.7 -2.8
3カ月 2021/01/29 6.6 5.9
6カ月 2020/10/30 15.4 21.5
1年 2020/04/30 49.0 32.3
3年
設定来 2019/02/05 69.9 27.2
  • ファンドの騰落率は税引前分配金を再投資した場合の数値です。
  • 換金時には税金等の費用がかかる場合があります。
  • 騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。

最近の分配実績(税引前)(円)

決算日 分配金
第1期 2020/01/20 0
第2期 2021/01/20 0
 
 
 
設定来累計 0
  • 分配金は10,000口当たりの金額です。過去の実績を示したものであり、将来の分配をお約束するものではありません。

資産構成比率(%)

当月末 前月比
株式 96.4 +0.5
 第1部 66.3 -2.1
 第2部 8.6 +0.4
 ジャスダック 5.6 -0.1
 その他 15.8 +2.2
先物等 0.0 0.0
現金等 3.6 -0.5
合計 100.0 0.0

基準価額の変動要因(円)

全体

寄与額
株式 -100
先物・オプション等 0
分配金 0
その他 -16
合計 -116
  • 基準価額の月間変動額を主な要因に分解したもので概算値です。

業種別要因

寄与額
上位 1 卸売業 +123
2 その他製品 +69
3 情報・通信業 +47
4 金属製品 +20
5 ガラス・土石製品 +15
下位 1 輸送用機器 -103
2 化学 -100
3 食料品 -55
4 サービス業 -54
5 電気機器 -34

銘柄別要因

寄与額
上位 1 東京エレクトロン デバイス +100
2 LITALICO +72
3 スノーピーク +70
4 イワキ +46
5 Kaizen Platform +34
下位 1 IJTT -71
2 ジャパンベストレスキューシステム -41
3 ヨシムラ・フード・ホールディングス -36
4 エスプール -36
5 森六ホールディングス -33

ファンドマネージャーコメント

ファンドマネージャーコメント動画
ファンドマネージャーコメント動画

運用経過

4月の日本株式市場は、新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言が再度発出されたことなどから下落しました。
月初はバイデン米大統領が発表したインフラ投資計画を背景に半導体関連株などが上昇し、株式市場は堅調でした。しかし、新型コロナウイルスの感染者数の増加が上値を抑えるようになり、日本各地でのまん延防止等重点措置の適用や、その後の東京、大阪などへの緊急事態宣言の発出など状況が悪化する中で、日本経済への影響に対する懸念などから下落基調で推移しました。
当ファンドの基準価額は、4月19日に設定来高値の17,632円となるなど中旬までは堅調に推移しましたが、下旬は下落に転じ、16,988円で終えました。3月に寄与額がトップだったIJTTは株価が調整して、4月は基準価額にマイナスに寄与しましたが、半導体商社の東京エレクトロン デバイスやLITALICO、スノーピークなどが基準価額にプラスに寄与しました。

4月も2021年度の業績見通しや株価動向を踏まえた銘柄入替や投資比率の調整を実施しました。新年度に入り、今期の事業戦略や業績見通しについて企業からの発表も多くなる時期なので、私たちも企業取材などを通じて精査し、改めて投資判断をしています。
株価上昇が続いてきた銘柄について、スノーピークなどを一部売却、トランザクションなどは全部売却しました。一方で、病院などで着替えやタオルなどの入院セットをレンタルで提供しているエランや、転職サイト「ビズリーチ」などを展開するビジョナルを新規に買入れています。
4月末では前月末に比べて5銘柄少ない87銘柄への投資となりました。

ファンドマネージャーに聞きました

ファンドマネージャーアイコン

今月は、古賀ファンドマネージャーに、今後の注目企業についてお聞きします。

Q1

今月は3月末、4月末と組入上位に顔を出している「ミダック」について、お聞きしたいと思います。
まずは「ミダック」がどのような企業なのか教えてください。
また、投資先の企業として見た時には、どのような点に注目しているのでしょうか。

A1

同社は静岡県浜松市に本拠を置く、産業廃棄物処理事業を営む企業です。立地条件を活かして、製造業が盛んな関東から近畿地方にかけて営業展開しており、産業廃棄物の収集運搬から、焼却・脱水等の中間処理、そして最終処分まで一貫して処理できることに強みがあります。
産業廃棄物の最終処分場は周辺環境に影響を及ぼさないよう、厳格な基準を満たす必要があります。そのため設置の認可を取るのが難しく、参入障壁が非常に高い事業となっています。
また同社の主な顧客は、製造業、建設業、同業者などと適度に分散されているため、景気の影響は受けにくく、業績には安定感があります。

Q2

「ミダック」のどのような点を評価して、組入れを決めたのでしょうか。
また、足下の環境で感じられた同社の変化などあれば併せて教えてください。

A2

国内の廃プラスチックは、過去においては中国に輸出されて処理されていましたが、近年は受入量が縮小されています。国内での処分が社会課題となるなかで、同社の事業には追い風になると考えました。
またESG、SDGsの関心が高まるなかで、産業廃棄物処理事業者である同社が循環型社会の構築に貢献し、より注目が集まることにも期待しています。
昨年、株価が堅調に右肩上がりで推移しているなか、2020年12月中旬から下旬にかけて株価が相対的に弱含んだタイミングで買入れを行いました。
コロナ禍においては、自動車産業などの製造業からの受入量が一時的に減少しましたが、医療機器製造などの医療関連などからの受入量が増えるなど、事業への直接影響は軽微でした。むしろ、設備の稼働率が高まったことなどから、収益性は高まっています。

Q3 最後に「ミダック」の企業価値が今後も高まっていくと期待される理由を教えてください。
A3

管理型最終処分場を建設中で、2022年4月の稼働を目指しています。新東名高速道路のインターチェンジに近い場所であり、地理的メリットがあると考えられます。また、関東圏で焼却施設の建設準備も進めています。これらにより中期的な事業拡大の可能性が高いとみています。

組入上位10業種(%)

当月末 前月比
1 サービス業 21.3 +2.0
2 情報・通信業 20.2 +1.3
3 化学 12.3 -0.4
4 卸売業 6.2 -0.1
5 機械 5.0 +1.1
6 輸送用機器 4.9 -0.5
7 不動産業 4.2 -0.6
8 小売業 3.6 +0.1
9 その他製品 3.3 -1.8
10 建設業 3.1 +0.1
  • 業種は東証業種分類です。

組入上位10銘柄(%) (組入銘柄数 87)

銘柄/業種 比率 コメント
1

IJTT輸送用機器

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IJTT 輸送用機器

鋳造・鍛造・機械加工部品等をトラック、建機メーカーに供給しています。コロナ禍に落ち込んだ生産が回復過程にあり、キャッシュ創出力が高まるとみています。企業価値が大幅に過小評価されており、業績回復とともに評価が高まると考えています。

2

イワキ卸売業

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イワキ 卸売業

ジェネリックを中心とした医薬品や医薬品原料の製造・販売を行っています。最近の医薬品領域での複数のM&Aの実施により事業ポートフォリオが変化しており、開発サポート拡充や生産能力拡大により、今後の事業拡大に期待が持てます。

3

テクノクオーツガラス・土石製品

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テクノクオーツ ガラス・土石製品

半導体製造装置用の石英ガラス製品を主に製造・販売しています。大手装置メーカーとの取引が安定的に推移しているほか、製造能力の拡大を図り、新規顧客の取り込みを図っています。半導体市場の回復の恩恵を享受できると見ています。

4

日本トムソン機械

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日本トムソン 機械

ニードルベアリングやリニアガイドが主力製品の中堅機械メーカーです。過去2年続いた事業環境悪化に反転の兆しがあり、業績好転が期待できます。

5

LITALICOサービス業

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LITALICO サービス業

障がい者就労支援事業及び発達障害児教育支援事業を行っています。関東圏を中心に拠点数を拡大して成長しています。障がい者や発達障害児の家族向けのサービスや、福祉施設向けサービスなど、トータルソリューションの進展も期待されます。

6

ステラ ケミファ化学

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ステラ ケミファ 化学

半導体の製造工程に使われる高純度フッ酸で高いシェアを持つ会社です。長らく赤字であったメディカル事業がようやく動き出し、収益構造が変わるタイミングが近づいていると判断しています。

7

スノーピークその他製品

2.0 コメントを読む

スノーピーク その他製品

アウトドア用品大手です。顧客起点で開発したオリジナル商品を展開し、強いブランド力を有します。世界的にアウトドア需要が高まっており、日本だけでなく、海外での業績拡大も期待されます。地方創生やアウトドアオフィスなどの派生事業も順調に展開中です。

8

メンバーズサービス業

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メンバーズ サービス業

大手企業にデジタルマーケティング総合支援専任チームを提供するEMC事業、IT企業に同社の正社員を派遣するデジタル人材業を展開しています。デジタル化が加速する中、顧客企業における人材不足を背景に需要拡大が期待されます。

9

ミダックサービス業

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ミダック サービス業

産業廃棄物処理を営む事業者です。収集運搬から、焼却等中間処理、最終処分まで一貫して処理できることに強みがあります。管理型最終処分場が建設中であり、焼却施設の建設準備も進めていることから、中期的な事業拡大の可能性が高いとみています。

10

東京エレクトロン デバイス卸売業

1.9 コメントを読む

東京エレクトロン デバイス 卸売業

半導体製品とネットワーク製品を扱うエレクトロニクス商社です。ネットワーク分野がここ数年で収益貢献度をあげてきていることに加え、半導体分野も商圏の拡大、メーカー機能強化による付加価値の取り込みに成功してきており、成長力が高まってきています。

  • 組み入れ銘柄の紹介を目的としており、記載銘柄の推奨を行うものではありません。また、記載内容は作成時点のものであり、将来予告無く変更されることがあります。

市場動向

上旬は、日銀短観で大企業・製造業の業況判断DIが事前の市場予想を上回ったことや、米バイデン政権による巨額のインフラ投資計画の発表などを好感する場面があったものの、国内企業の決算発表を控え様子見姿勢が強く、一進一退の展開となりました。中旬は、一部の業種で決算発表が始まったものの、新年度の業績見通しが市場予想を下回る企業が相次いだことが嫌気されたほか、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、緊急事態宣言の再発令による景気下押し懸念が拡がり、下落しました。下旬は、国内企業の決算発表を踏まえ、個別銘柄を物色する動きは見られたものの、新年度の業績見通しに対する警戒は根強く、上値が重い展開となりました。業種別では、海運業、鉄鋼、証券、商品先物取引業などが市場をアウトパフォームした一方、電気・ガス業、医薬品、石油・石炭製品などがアンダーパフォームしました。

TOPIX

当月末:1,898.2  前月末:1,954.0  騰落率:-2.9%

日経平均株価(円)

当月末:28,812.6  前月末:29,178.8  騰落率:-1.3%

TOPIXの東証業種分類別月間騰落率(%)

業種
上位 1 海運業 13.7
2 鉄鋼 3.6
3 証券、商品先物取引業 1.5
4 情報・通信業 0.4
5 その他製品 -0.3
TOPIX -2.9
下位 1 電気・ガス業 -8.6
2 医薬品 -8.1
3 石油・石炭製品 -7.0
4 輸送用機器 -5.9
5 不動産業 -5.2

市場見通し

世界景気については、主要国における大規模な金融緩和と巨額の財政出動による景気下支えが続く中、ワクチン普及による経済正常化が加わり、回復基調が続くと考えます。
株式市場については、もみ合う展開を想定します。主要国での景気に配慮した政策出動や、ワクチン普及による景気回復期待が引き続き支援材料になると考えます。一方、国内企業の2021年度業績見通しや業績回復ペースを見極めるため様子見姿勢が強まると考えられるほか、国内で感染拡大が収束していないことによる景気下押し懸念などが株価の重石になると考えます。
リスクについては、景気配慮型の政策出動の持続性やその効果に対する期待の剥落、物価および金利の急上昇などに留意する必要があると考えます。

委託会社・その他の関係法人等

委託会社

ファンドの運用の指図等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

受託会社

ファンドの財産の保管および管理等を行います。
三井住友信託銀行株式会社

販売会社

ファンドの募集の取扱い及び解約お申込の受付等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項

  • TOPIXは、株式会社東京証券取引所が公表する指数であり、その指数に関する著作権、知的財産権、その他一切の権利は株式会社東京証券取引所に帰属します。また、当ファンドを同社が保証するものではありません。

当資料のご利用にあたっての注意事項

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  • 投資信託は、値動きのある証券(外国証券には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、リスクを含む商品であり、運用実績は市場環境等により変動します。したがって元本や利回りが保証されているものではありません。
  • 投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。
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