投信協会商品分類追加型投信/国内/株式

アクティブ元年・日本株ファンド

Monthly reportマンスリーレポート

日経新聞掲載名
ア元年日本株
作成基準日
2021年01月29日
ファンド設定日
2019年02月05日
決算日
毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)
信託期間
無期限

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運用概況

当月末の基準価額は、15,938円(前月比+66円)となりました。
また、税引前分配金を再投資した場合の月間騰落率は、+0.4%となりました。

基準価額・純資産総額の推移(円・百万円)

  • グラフは過去の実績を示したものであり将来の成果をお約束するものではありません。
  • 基準価額は信託報酬控除後です。信託報酬は年率1.078%(税抜0.98%)です。
  • 参考指数は、TOPIX(配当込み)です。ファンド設定日前日を10,000とした指数を使用しています。
  • 詳細は後述の「ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項」をご覧ください。

基準価額・純資産総額

当月末 前月比
基準価額(円) 15,938 +66
純資産総額(百万円) 597 +5
  • 基準価額は10,000口当たりの金額です。

騰落率(税引前分配金再投資)(%)

基準日 ファンド 参考指数
1カ月 2020/12/30 0.4 0.2
3カ月 2020/10/30 8.2 14.7
6カ月 2020/07/31 23.8 22.1
1年 2020/01/31 25.1 10.0
3年
設定来 2019/02/05 59.4 20.1
  • ファンドの騰落率は税引前分配金を再投資した場合の数値です。
  • 換金時には税金等の費用がかかる場合があります。
  • 騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。

最近の分配実績(税引前)(円)

決算日 分配金
第1期 2020/01/20 0
第2期 2021/01/20 0
 
 
 
設定来累計 0
  • 分配金は10,000口当たりの金額です。過去の実績を示したものであり、将来の分配をお約束するものではありません。

資産構成比率(%)

当月末 前月比
株式 97.3 +2.2
 第1部 72.3 +1.4
 第2部 6.4 +1.2
 ジャスダック 7.4 +1.0
 その他 11.2 -1.3
先物等 0.0 0.0
現金等 2.7 -2.2
合計 100.0 0.0

基準価額の変動要因(円)

全体

寄与額
株式 +76
先物・オプション等 0
分配金 0
その他 -10
合計 +66
  • 基準価額の月間変動額を主な要因に分解したもので概算値です。

業種別要因

寄与額
上位 1 サービス業 +68
2 機械 +45
3 ガラス・土石製品 +44
4 卸売業 +38
5 食料品 +26
下位 1 情報・通信業 -53
2 不動産業 -40
3 電気・ガス業 -24
4 化学 -17
5 ゴム製品 -15

銘柄別要因

寄与額
上位 1 イワキ +72
2 サーバーワークス +45
3 日本トムソン +45
4 テクノクオーツ +44
5 エスプール +43
下位 1 スター・マイカ・ホールディングス -46
2 メディアドゥ -34
3 SBテクノロジー -34
4 ココペリ -28
5 インフォコム -28

ファンドマネージャーコメント

ファンドマネージャーコメント動画
ファンドマネージャーコメント動画

運用経過

1月の日本株式市場は、若干の上昇となりました。
年初は緊急事態宣言の再発出への警戒から下落しましたが、5日の米国ジョージア州の上院選挙で民主党が2勝し、大統領、上下両院の過半数を占めるトリプルブルーを実現したことにより、追加経済対策成立への期待が高まったことなどから、前半は上昇基調で推移しました。その後は、高値警戒感も台頭して上値が重くなり、月末にかけては、リスク回避の動きが強まって、世界的に株式市場は軟調な展開となりました。
当ファンドの基準価額は1月25日に設定来高値の16,475円となりました。その後は、株式市場につれて下落しましたが、前月末比でプラスを維持して1月を終えました。
今21/10期の業績見通しに慎重な見方を示したスター・マイカ・ホールディングスや、投資を加速する方針を示したメディアドゥなどはマイナスに寄与しましたが、ジェネリック医薬品や医薬品原料の製造・販売などを展開するイワキ、クラウドの導入支援などを手掛けるサーバーワークス、機械メーカーの日本トムソンなどの株価上昇が基準価額にプラスに寄与しました。

2021年に入り、コロナ影響一巡後の業績回復期待なども踏まえて銘柄入替などを行いました。
株価上昇により基準価額の上昇に寄与してきた銘柄の一部について、株価上昇余地などを勘案して全売却や投資比率の調整を進めた一方、日本トムソンの新規買入れや、IJTTの買増しなどを実施しています。この2銘柄は1月末時点での組入上位銘柄となっています。
このような投資行動により、1月末では前月末に比べて4銘柄減の85銘柄に投資しています。

ファンドマネージャーに聞きました

ファンドマネージャーアイコン

「アクティブ元年・日本株ファンド」は、2021年2月5日に運用開始から2年を迎えました。そこで、今月は古賀ファンドマネージャーにこの1年間を振り返っていただきました。

Q1 昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、3月中旬にかけ大きく市場が下落しました。以降も不安定な相場が続き、苦労された局面もあったと思いますが、まずは1年を振り返って率直な感想をお聞かせください。
A1

この1年間、結果として投資成果を積み上げることができたことは本当に良かったと思っています。
昨年2月中旬から3月中旬までの約1か月は、当ファンドの基準価額も大きく下落してしまい、投資家の皆さまにはご心配もおかけしました。コロナ禍でこの下落を取り返していくのは相当大変だろうと思っていましたが、投資家の皆さまの心強いご支援のおかげもありまして、株式市場に先駆けてコロナ前の水準を回復し、さらに投資成果を積み上げることができました。
「アクティブ元年・日本株ファンド」は中長期の資産形成に資することを目的としたファンドです。その目的に対して着実にステップを踏むことができたものと考えています。

Q2 コロナ禍では、ファンドの運用にあたってもさまざまな制約があったかと思いますが、そのような環境変化にどのように応じてこられたのでしょうか。
A2

私たちが大切にしている取材活動においては、その多くが、対面からWebや電話でのミーティングに切り替わりました。対面取材とは勝手が異なり、微妙なニュアンスを感じ取ったりすることに難しさも感じましたが、回数を重ね習熟度が高まったこともあり、投資判断をするうえで大きな問題は生じていないと考えています。むしろ、移動がないことで空間的、時間的制約が緩和されたことから、取材機会を増やすことができました。大きな環境変化が強いられ、企業経営もその対応が迫られていた中で、多くの会社から直接話を聴けたことは、私たちの強みになっていると感じています。

Q3 2021年についてはワクチンの普及による明るい展望も描かれ始めています。改めて、古賀ファンドマネージャーの2021年の抱負をお聞かせください。
A3

2021年も当ファンドの運用において、やるべきことは変わりません。企業のちょっと先の姿をしっかりと見極めて、厳選して投資をしていきます。
2021年はコロナ禍から脱却し、行動制限の緩和による日常生活の回復、それに伴う経済正常化が期待されます。そうした中で、新常態、ニューノーマルと言われるWithコロナ、Afterコロナの世界においての企業のあるべき姿、目指す姿が、これまでとは異なっていくことも考えられます。本質的な企業の変化はこれから本格化する可能性があり、各企業の方向性、戦略などを確認していきたいと考えています。
市場の先行きを見通すのはどんな時も難しいですが、企業を選別して投資するアクティブ投資の特徴を発揮して、投資成果を積み上げていけるよう、精いっぱいの努力、精進をしていきます。
今後とも末永くご愛顧をいただければ幸いです。2021年もどうぞよろしくお願いいたします。

組入上位10業種(%)

当月末 前月比
1 情報・通信業 19.5 +0.3
2 サービス業 18.4 +0.6
3 化学 14.4 -0.4
4 卸売業 6.9 -0.5
5 小売業 5.9 -1.0
6 不動産業 5.5 -0.1
7 その他製品 4.6 +0.4
8 ガラス・土石製品 3.4 +0.2
9 機械 3.3 +2.3
10 建設業 2.8 +0.2
  • 業種は東証業種分類です。

組入上位10銘柄(%) (組入銘柄数 85)

銘柄/業種 比率 コメント
1

テクノクオーツガラス・土石製品

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テクノクオーツ ガラス・土石製品

半導体製造装置用の石英ガラス製品を主に製造・販売しています。大手装置メーカーとの取引が安定的に推移しているほか、製造能力の拡大を図り、新規顧客の取り込みを図っています。半導体市場の回復の恩恵を享受できると見ています。

2

北興化学工業化学

3.1 コメントを読む

北興化学工業 化学

農薬と化学品原料の製造・販売を行っています。化学品原料では工場の能力拡大により、半導体レジスト材料の売上が拡大しています。半導体の需要増、微細化の恩恵を受けて、今後の成長が期待できます。

3

IJTT輸送用機器

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IJTT 輸送用機器

鋳造・鍛造・機械加工部品等をトラック、建機メーカーに供給しています。コロナ禍に落ち込んだ生産が回復過程にあり、キャッシュ創出力が高まるとみています。企業価値が大幅に過小評価されており、業績回復とともに評価が高まると考えています。

4

ステラ ケミファ化学

2.4 コメントを読む

ステラ ケミファ 化学

半導体の製造工程に使われる高純度フッ酸で高いシェアを持つ会社です。長らく赤字であったメディカル事業がようやく動き出し、収益構造が変わるタイミングが近づいていると判断しています。

5

日本トムソン機械

2.3 コメントを読む

日本トムソン 機械

ニードルベアリングやリニアガイドが主力製品の中堅機械メーカーです。過去2年続いた事業環境悪化に反転の兆しがあり、来期以降の業績好転が期待できます。過去から見て割安感が非常に強く、業績回復が見えてくれば、株価上昇余地は大きいとみています。

6

LITALICOサービス業

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LITALICO サービス業

障がい者就労支援事業、及び発達障害児教育支援事業を行っています。関東圏を中心に拠点数を拡大して成長しています。障がい者や発達障害児の家族向けのサービスや、福祉施設向けサービスなど、トータルソリューションの進展も期待されます。

7

イワキ卸売業

2.2 コメントを読む

イワキ 卸売業

ジェネリックを中心とした医薬品や医薬品原料の製造・販売を行っています。最近の医薬品領域での複数のM&Aの実施により事業ポートフォリオが変化しており、開発サポート拡充や生産能力拡大により、今後の事業拡大に期待が持てます。

8

メンバーズサービス業

2.1 コメントを読む

メンバーズ サービス業

大手企業にデジタルマーケティング総合支援専任チームを提供するEMC事業、IT企業に同社の正社員を派遣するデジタル人材業を展開しています。デジタル化が加速する中、顧客企業における人材不足を背景に需要拡大が期待されます。

9

スノーピークその他製品

2.0 コメントを読む

スノーピーク その他製品

アウトドア用品大手です。顧客起点で開発したオリジナル商品を展開し、強いブランド力を有します。世界的にアウトドア需要が高まっており、日本だけでなく、海外での業績拡大も期待されます。地方創生やアウトドアオフィスなどの派生事業も順調に展開中です。

10

ジェイ・エス・ビー不動産業

1.9 コメントを読む

ジェイ・エス・ビー 不動産業

学生向け賃貸マンションの企画開発、仲介、運営管理が主力事業です。4月に入居率が高水準になる安定した事業で、管理戸数の増加に伴う成長が期待できます。外国人留学生向けや高齢者住宅などにも進出しています。

  • 組み入れ銘柄の紹介を目的としており、記載銘柄の推奨を行うものではありません。また、記載内容は作成時点のものであり、将来予告無く変更されることがあります。

市場動向

上旬は、国内で緊急事態宣言が再び発令されるとの報道(1/7に発令されました。)を受けて軟調に始まったものの、米国で大型財政出動への期待が高まったことや、米主要株価3指数が高値を更新する動きを受けて、上昇しました。中旬は、米追加経済対策への期待は根強いものの、国内企業の2020年10-12月期決算発表を控え、様子見姿勢が強まり、上値の重い展開となりました。下旬は、国内企業の決算発表が本格化したものの、決算を手掛かりに上値を追う展開にはなりませんでした。こうした中、不安定な米国株式市場の値動きが嫌気され、軟調な展開となりました。
業種別では、石油・石炭製品、ゴム製品、鉱業などが市場をアウトパフォームした一方、精密機器、海運業、鉄鋼などがアンダーパフォームしました。

TOPIX

当月末:1,808.8  前月末:1,804.7  騰落率:0.2%

日経平均株価(円)

当月末:27,663.4  前月末:27,444.2  騰落率:0.8%

TOPIXの東証業種分類別月間騰落率(%)

業種
上位 1 石油・石炭製品 12.6
2 ゴム製品 11.3
3 鉱業 7.0
4 証券、商品先物取引業 4.0
5 電気機器 3.9
TOPIX 0.2
下位 1 精密機器 -6.5
2 海運業 -5.9
3 鉄鋼 -5.1
4 輸送用機器 -4.7
5 その他製品 -4.6

市場見通し

世界景気については、新型コロナウイルスの感染再拡大が下押し要因となるものの、ワクチンの普及によって経済活動は正常化へ向かうと考えられるほか、主要国において財政・金融面での政策対応が下支えとなり、回復基調は続くと考えます。
株式市場については、景気に配慮した政策対応が続く中、景気および企業業績の回復期待が支えとなり、上昇基調が続くと想定します。ただし、昨年11月以降に株式市場が大幅上昇したことによる高値警戒感などが重石となるほか、企業業績の回復持続性などを見極めようとする見方から、短期的にはもみ合う場面もあると想定します。リスクについては、ワクチンの信頼性に関する疑義の発生や、景気配慮型の政策出動の持続性やその効果に対する期待の剥落、物価および金利の急上昇などに留意する必要があると考えます。

委託会社・その他の関係法人等

委託会社

ファンドの運用の指図等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

受託会社

ファンドの財産の保管および管理等を行います。
三井住友信託銀行株式会社

販売会社

ファンドの募集の取扱い及び解約お申込の受付等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項

  • TOPIXは、株式会社東京証券取引所が公表する指数であり、その指数に関する著作権、知的財産権、その他一切の権利は株式会社東京証券取引所に帰属します。また、当ファンドを同社が保証するものではありません。

当資料のご利用にあたっての注意事項

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  • 投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。
  • 当ファンドの取得のお申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)および契約締結前交付書面等の内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等は販売会社にご請求ください。また、当資料に投資信託説明書(交付目論見書)と異なる内容が存在した場合は、最新の投資信託説明書(交付目論見書)が優先します。
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