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アクティブ元年・日本株ファンド

Monthly reportマンスリーレポート

日経新聞掲載名
ア元年日本株
作成基準日
2024年06月28日
ファンド設定日
2019年02月05日
決算日
毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)
信託期間
無期限

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運用概況

当月末の基準価額は、26,747円(前月比+1,363円)となりました。
また、税引前分配金を再投資した場合の月間騰落率は、+5.4%となりました。

基準価額・純資産総額の推移(円・億円)

  • グラフは過去の実績を示したものであり将来の成果をお約束するものではありません。
  • 基準価額は信託報酬控除後です。信託報酬は年率1.078%(税抜き0.98%)です。
  • 参考指数は、TOPIX(東証株価指数、配当込み)です。ファンド設定日前日を10,000とした指数を使用しています。
  • 詳細は後述の「ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項」をご覧ください。

基準価額・純資産総額

当月末 前月比
基準価額(円) 26,747 +1,363
純資産総額(百万円) 2,168 +105
  • 基準価額は10,000口当たりの金額です。

騰落率(税引前分配金再投資)(%)

基準日 ファンド 参考指数
1カ月 2024/05/31 5.4 1.5
3カ月 2024/03/29 3.4 1.7
6カ月 2023/12/29 17.8 20.1
1年 2023/06/30 21.1 25.6
3年 2021/06/30 42.8 55.6
設定来 2019/02/05 167.5 103.1
  • ファンドの騰落率は税引前分配金を再投資した場合の数値です。
  • 換金時には税金等の費用がかかる場合があります。
  • 騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。

最近の分配実績(税引前)(円)

決算日 分配金
第1期 2020/01/20 0
第2期 2021/01/20 0
第3期 2022/01/20 0
第4期 2023/01/20 0
第5期 2024/01/22 0
設定来累計 0
  • 分配金は10,000口当たりの金額です。過去の実績を示したものであり、将来の分配をお約束するものではありません。

資産構成比率(%)

当月末 前月比
株式 96.0 -0.2
 プライム 57.7 -1.1
 スタンダード 23.8 -0.1
 グロース 14.4 +1.0
 その他 0.2 -0.0
先物等 0.0 0.0
現金等 4.0 +0.2
合計 100.0 0.0

基準価額の変動要因(円)

全体

寄与額
株式 +1,383
先物・オプション等 0
分配金 0
その他 -20
合計 +1,363
  • 基準価額の月間変動額を主な要因に分解したもので概算値です。

業種別要因

寄与額
上位 1 サービス業 +300
2 情報・通信業 +286
3 電気機器 +117
4 化学 +108
5 保険業 +97
下位 1 ガラス・土石製品 -24
2 鉱業 -20
3 建設業 -13
4 電気・ガス業 -8
5 精密機器 -4

銘柄別要因

寄与額
上位 1 ライフネット生命保険 +73
2 和弘食品 +67
3 ULSグループ +65
4 ペプチドリーム +63
5 santec Holdings +61
下位 1 Macbee Planet -32
2 澁谷工業 -21
3 K&Oエナジーグループ -20
4 ウエストホールディングス -18
5 三井ハイテック -17

ファンドマネージャーコメント

ファンドマネージャーコメント動画
ファンドマネージャーコメント動画

運用経過

6月の日本株式市場は上昇しました。
前半は、日米の金融政策の方向性を見極めたい投資家の思惑から、上値の重い展開となりました。大手自動車メーカーの認証試験の不正問題も株式市場の重石となりました。後半は、為替市場で米ドル高・円安が再加速したことや、米国においてハイテク株を中心に株式市場が堅調であったことなどを背景に、日本株式市場も反発しました。

このような市場環境のなかで、当ファンドの基準価額は上昇しました。
6月前半の株式市場は上値が重い展開でしたが、当ファンドにおいては、個別銘柄選択が奏功して堅調に推移しました。株式市場が反転した後半も引き続き上昇基調を維持し、結果として6月は総じて右肩上がりでの展開となりました。
Macbee Planet、澁谷工業、K&Oエナジーグループなどの株価下落は基準価額にマイナスに寄与しましたが、ライフネット生命保険、和弘食品、ULSグループなどの株価上昇が基準価額にプラスに貢献しました。

6月は株価が堅調に推移する銘柄も多く、株価動向を踏まえて、上昇余地や下落リスクも勘案して銘柄入替や投資比率の調整を行いました。
今仙電機製作所、荏原製作所、SEMITECなどを全売却した一方、住宅設備機器の保証サービスやメーカーの保証事務などを展開する日本リビング保証、情報ネットワークソリューションに関わるサービスを主に提供している都築電気、健康食品などの受託製造を主に手掛けるAFC-HDアムスライフサイエンスなどを新規に買い入れました。
こうした投資行動の結果、6月末は前月末に比べて4銘柄少ない131銘柄に投資しています。

ファンドマネージャーに聞きました

ファンドマネージャーアイコン

今月は梅原ファンドマネージャーに、今後の注目企業についてお聞きします。

Q1

今月は組入上位企業の「リンテック」についてお聞きしたいと思います。
まずは「リンテック」がどのような企業なのか教えてください。

A1

粘接着製品メーカーです。シール・ラベル用粘着製品や自動車用粘着製品、カラー封筒用紙、建材用紙などのほか、電子・光学関連事業では半導体関連粘着テープや半導体関連装置、積層セラミックコンデンサ関連テープ、光学ディスプレイ関連粘着製品など、幅広い製品群を取り扱っています。

Q2 では、「リンテック」のどのような点を評価して、組入れを決めたのでしょうか。
A2

2024年3月期はテクノロジー分野の調整や、米国子会社の赤字で業績が苦戦していました。ただ在庫調整の影響が大きく、2025年3月期に向けては業績回復が期待できると判断し、2023年の11月に組入れを決めました。
特に半導体関連分野では、バックグラインドテープやダイシングテープなどで高いシェアを有する製品群があり、中期的な成長ドライバーとして期待しています。加えて、生成AI用の半導体製造に用いられるHBM(広帯域メモリ)向けの装置の増加も見込まれます。また、PBR(株価純資産倍率)が1倍を割れており、今後の企業価値向上策の強化も期待できると考えました。

Q3 最後に、「リンテック」の今後の見通しについて教えてください。
A3

2024年3月に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」を開示し、決算発表の時には同時に2026年度を最終年度とする中期計画も発表しました。2025年3月期の期初業績予想、中期業績見通しとも市場予想を上回る良好な内容であったと考えます。株価はそれらを織り込む形で上昇を続け、PBRは1倍を回復しました。業績ドライバーである半導体関連分野はこれから事業環境が好転してくると想定され、業績のモメンタム(勢い)は今後強まってくると考えており、依然株価には上昇余地が残っていると判断しています。

組入上位10業種(%)

当月末 前月比
1 サービス業 15.3 +0.5
2 化学 12.2 +0.1
3 情報・通信業 10.2 +2.2
4 電気機器 9.2 -1.7
5 機械 8.2 -2.0
6 卸売業 5.1 +0.6
7 小売業 4.3 +0.6
8 その他製品 3.8 +0.0
9 建設業 3.3 -0.1
10 食料品 3.3 +0.7
  • 業種は東証業種分類です。

組入上位10銘柄(%) (組入銘柄数 131)

銘柄/業種 比率 コメント
1

第一工業製薬化学

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第一工業製薬 化学

絹糸の原料となる繭(まゆ)を洗う工業用薬剤が祖業の100年企業で、現在は界面活性剤を主力とする高機能化学メーカーです。ハイエンドサーバー向けの低誘電材料が足下で急速に拡大しており、業績が好転しています。

2

テクノクオーツガラス・土石製品

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テクノクオーツ ガラス・土石製品

半導体製造装置用石英ガラス製品等を手掛けています。消耗品比率も高く、安定的な受注高と高水準の受注残高を確保しています。さらに半導体の投資回復局面では大きな固定費増加を伴わず売上拡大が可能であり、今後の回復に期待しています。

3

前田工繊その他製品

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前田工繊 その他製品

公共工事向けの土木資材などを中心に、子会社では自動車用鍛造ホイールを手掛けています。同社のM&Aでの目利き力を特に評価しており、高い製品開発力による公共工事向け資材の売上拡大とともに、M&Aによる事業拡大に期待しています。

4

ライフネット生命保険保険業

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ライフネット生命保険 保険業

♪ライフネット生命♪のTVCMでお馴染みのオンライン生命保険大手です。積極的なマーケティング投資の実行で保有契約件数が着実に積みあがり、企業価値の向上が続いています。

5

ULSグループ情報・通信業

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ULSグループ 情報・通信業

ITシステムのコンサルティングを手掛けています。顧客企業に入り込み、システムの要件定義から支援できることを強みとして、大手企業を主要顧客として抱えています。需要が旺盛ななか、コンサルタントの採用が順調で、中期的な成長力が高まっているとみています。

6

アマノ機械

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アマノ 機械

就業時間管理システムや駐車場管理システムなどを手掛けています。働き方改革が進む中で残業規制が強まる方向にあり、時間管理システムの需要は旺盛とみています。また、人流回復が進む中で駐車場管理システムも需要が高まることを期待しています。

7

上村工業化学

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上村工業 化学

半導体パッケージ等に使用されるメッキ薬品の製造・販売を行っています。中期的には主に車載用途に使われるパワー半導体向け薬品の売上増が同社の成長を牽引するとみています。短期的には半導体パッケージ向け薬品の回復に期待しています。

8

リンテックその他製品

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リンテック その他製品

独自の粘着技術でシール・ラベル素材のほか、自動車関連製品から半導体関連部材まで幅広い製品を提供する粘接着製品分野におけるリーディングカンパニーです。半導体関連分野の成長や企業価値向上の取り組みに注目しています。

9

芝浦メカトロニクス電気機器

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芝浦メカトロニクス 電気機器

半導体やフラットパネルディスプレイの前工程および後工程の製造装置を手掛けています。競争力のある半導体向けの製造装置を開発して売上高を伸ばしています。顧客層も拡大しており、中期的な成長を期待しています。

10

東陽テクニカ卸売業

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東陽テクニカ 卸売業

最先端の計測ソリューションを国内外の産業界に提供する技術商社です。事業分野は情報通信、先進的自動車開発、環境エネルギー、海洋調査など多岐にわたります。脱炭素社会や高速通信環境の実現に向けて活躍の機会が広がっています。

  • 組入銘柄の紹介を目的としており、記載銘柄の推奨を行うものではありません。また、記載内容は作成時点のものであり、将来予告無く変更されることがあります。

市場動向

上旬は、米国長期金利の低下が株価の下支えとなったものの、日米金融政策イベントを控えて投資家の様子見姿勢が強く、一進一退となりました。中旬は、FOMC(米連邦公開市場委員会)、日銀金融政策決定会合の内容がいずれも概ね予想の範囲内であったものの、欧州政治情勢の先行きへの警戒感などが下押し要因となり、軟調な展開となりました。下旬は、日米の長期金利が上昇したこと、米ドル高・円安が進行したことを背景に、金融関連株や輸出関連株を中心に堅調な展開となりました。
業種別では、保険業、倉庫・運輸関連業、サービス業などが市場をアウトパフォームした一方、電気・ガス業、ゴム製品、海運業などがアンダーパフォームしました。

TOPIX(東証株価指数、配当込み)

当月末:4,778.6  前月末:4,710.2  騰落率:1.5%

日経平均株価(日経225)(円)

当月末:39,583.1  前月末:38,487.9  騰落率:2.8%

TOPIX(配当込み)の東証業種分類別月間騰落率(%)

業種
上位 1 保険業 7.1
2 倉庫・運輸関連業 5.6
3 サービス業 4.6
4 情報・通信業 4.5
5 電気機器 3.7
TOPIX(配当込み) 1.5
下位 1 電気・ガス業 -6.8
2 ゴム製品 -5.6
3 海運業 -5.1
4 輸送用機器 -2.9
5 非鉄金属 -2.5

市場見通し

世界経済は、総じて底堅く推移しています。日本は、不正問題に伴う自動車減産などの影響が和らぐ中、賃金増加や経済政策、底堅い海外経済が支えとなり、緩やかな成長軌道をたどると想定します。
株式市場は、目先高値圏でもみ合う展開を予想します。短期的には、引き続き米国の物価動向に神経質な反応が予想されるほか、国内企業の慎重な業績見通し、円安進行に対する政府・日銀の対応を巡る警戒などが重石になると考えられます。ただし、企業業績の持続的な改善、企業統治改革進展、デフレ脱却などに対する中長期的な期待は続くと考えられ、徐々に水準を切り上げていくと予想します。

委託会社・その他の関係法人等

委託会社

ファンドの運用の指図等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

受託会社

ファンドの財産の保管および管理等を行います。
三井住友信託銀行株式会社

販売会社

ファンドの募集の取扱い及び解約お申込の受付等を行います。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

ベンチマークまたは参考指数に関する注意事項

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